【不機嫌なモノノケ庵】成り代わり奉公人は最強？ (ページ11)

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二ノ怪…三ページ11

購買に着くと
スゴい行列ができていた。
コンビニに走った方が早そう。

ふと、前が騒がしいのに気づいた。
一人の女子生徒が
足が動かせなくなっているようだった。
女子生徒の足には
例の妖怪がいて悪さをしてるようだった。

はぁ、見て見ぬふりねぇ。

『ちょっと、失礼。』

妖怪をつまみ上げてやると
女子生徒は
足を動かせるようになったらしい。

『念のため
保健室で見てもらいな。
一緒に行こうか？』

そう微笑めば
女子生徒は顔を赤くした。

女子生徒は大丈夫ですと言うので
ならび直し、おにぎりとお茶を
買って教室に戻った。

『お待たせしました。』

教室に戻り
お茶と明太子おにぎりを
安倍さんの前におく。

安倍さんは
俺の体に引っ付いている
葉っぱのような妖怪に
明らかに不快そうな顔をした。

「おい、１０分前に
見えてねぇふりしろって
言ったよな？
その妖怪に何をした？」

ゴゴゴッという音が聞こえそうなほど
怒っている安倍さん。

『すみません、
事情がありまして…うぷっ…』

そう言ったところで
具合の悪さが増す。

「はぁ、仕事を減らすために
雇ったのに、
仕事増やすんじゃねぇよ。」

とりあえず、
らちが明かないので
モノノケ庵に避難した。
モノノケ庵に入ると
あの妖怪たちは離れていった。