モストロラウンジがデリバリーを始めたらしい。【ツイステ】 (ページ28)

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「マミー、」

コンコン、とドアを叩きながら呼ぶと、

「どうぞ。」

そう返ってきた。

「…、マミー、紅茶をお持ちしました。」

「あぁ、ありがとう。Aちゃん。」

「待っててください、今、魔法をかけますから。」

魔力を込めながら、何時もの様にこう唱える。

「ー Blessing of spirits( ー精霊の加護ー)

“ Tea magic. “

…どうぞ、マミー。しっかりかき混ぜながらお飲みください。」

「…Aちゃんのユニーク魔法、相変わらず凄いわ。」

そう言いながら一気に紅茶を飲み干した。

「…おいしい、」

「よかった、」

…ホッとした。

「…やっぱり、紅茶は皆んなを幸せに、…笑顔にしてくれますね。」

「ふふ、そうね。」

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：ユニーク魔法：

【 Blessing of spirits(ー精霊の加護ー) 】

精霊使いのみが使用することのできる特別でありながら、非常に強力な魔法の進化系。

(元の魔法は【Fairy mischief】。

妖精の悪戯という意味のもので、精霊や向こうの世界との絆が強ければ強いほど成功確率は高くなる高度な魔法である。)

この魔法は、妖精の力を代償に、望みを叶える。それが基本である。

ただ、精霊との相性や精霊の気分、絆が大きなリスクとしてある為に誰でも簡単に使える魔法ではない。

因みに、精霊の粉は貴重な薬として厳重保護されているため、精霊を操れるものは薬剤師になる道が保証されている。

Aは精霊使いという訳ではないが、幼い頃から精霊と深く関わりがあったためこの魔法を使える様になった。