監督生がきてからみんな浮かれてるようなので監督生を潰そうと思います。【ツイステットワンダーランド】【男主】

２２、魅惑の味 ページ23

「…A、本当に目が覚めて良かった…。


…目が、覚めなかったらどうしようって…」

…リドルは本当にその事を恐れていてくれていたんだと思う。

手の震えや、少し汗ばんでいる彼を見れば一目瞭然だ。

「…ごめん」

「…だって…


二日間も寝たきりだったんだ」

「そうか、二日間も…


…、…ふつ…かか…」


…、

…


…二日間！？

「…嘘だろう…」

「安心して。ヴィル先輩達には事情を話してあるよ」

「そうか、…良かった…」

…ほっ。

「…そういえば、ここの果物やお菓子は誰のものなんだ？」

目が覚めた時にも置いてあったが…


「全部、お見舞い品だよ」

「…全部？

…到底一人では完食できない量だが…一体誰が？」

「みんなさ。

キミを心配してくれているんだ」

…ほう。

それは…なんというか、…嬉しいな。

「…そ…うか…」

「トレイが持ってきた菫の砂糖漬けはトレイの自作で、とても美味しいんだ。良かったら食べてみてくれ」

僕もトレイのお菓子は数回食べたことがある。

甘すぎるものがあまり得意では無いというと、好物のチョコレートミントケーキを作ってくれたり、

砂糖控えめのコーヒーゼリーなどを作ってくれた。


トレイのお菓子は世界一美味しい。

「是非、食べるよ」

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