13、泣き虫蛸ちゃん ページ14
Asideーーー。
「…なぁ、スペード」
「は、はい」
「…君は監督生のこと___________」
その時、あの声にふさがれた。
「せんぱ、い…?」
「…、監督生さん…」
うっっっっっっっっわ最悪。
アズールも一緒だし…
「…ここで、会えるなんて…
あ、ごめんなさい。
当たり前…ですよね。学校内なんだし…」
そのチラチラこちらを見ながら話すのやめろ!!
「ははは、そんなことないよ(棒)」
「…ん…でも…」
んってなんだ。
「…本当に…、…大丈夫だから」
…はやく消えてくれ。
分からないのか?
お前がそう自分の世界に浸ることによって、傷つく人も多勢いるんだ。
隣を見ろ。
…アズールからお前への好意を、どうしてそう弄ぶんだ。
「ここ、座っても…いい…ですか…?」
「…」
僕の友達を、これ以上傷付けるな。
「…すまない。僕はアズールとモストロラウンジの企業秘について話すことがあるんだ。
監督生、…君は席を外してくれ」
流石に空気が変わったことに気付いたのか、監督生は何故かグリムとトラッポラ、スペードを連れて離れていった。
「…何ですか?惨めな僕を笑いたいんですか」
「…それを本気で言っているのなら、僕は絶交するぞ。
…アズール、君は魅力的だ。大丈夫だから。
…僕たちがそれを一番知っているから」
アズールは泣いていた。
それが失恋の痛みなのかは、誰の目から見ても明白だった。
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こゆんちゃん(プロフ) - さにかんさん» さっそく読ませていただきました〜!さにかん様の男主くんらしさも出ていて良かったです💕 (2023年2月2日 23時) (レス) id: 56b97daa9a (このIDを非表示/違反報告)
さにかん(プロフ) - 書きました! (2023年2月2日 14時) (レス) @page5 id: 880b7bddc6 (このIDを非表示/違反報告)
こゆんちゃん(プロフ) - さにかんさん» 大丈夫です!確認取ってくださってありがとうございました💕楽しみにしています! (2023年2月2日 12時) (レス) id: 56b97daa9a (このIDを非表示/違反報告)
さにかん(プロフ) - OKです 主人公くんは僕が書いている主人公でもよろしいでしょうか? (2023年2月2日 12時) (レス) id: 880b7bddc6 (このIDを非表示/違反報告)
こゆんちゃん(プロフ) - さにかんさん» 私のユーザー名や、この作品のURLまたは名前を乗せていただくのであれば可能です🙆♀また、作成した際には少し報告をしてくださると嬉しいです。それでもよろしいでしょうか? (2023年2月2日 11時) (レス) @page1 id: 56b97daa9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こゆんちゃん | 作成日時:2022年11月7日 10時