ワスレナグサ (ページ7)

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予選で勝ち続け優勝し、

全国では惜しくも強豪校に敗れて

ベスト8になり引退することになった。

山田｢悔しいです。先輩達と優勝したかったです｣

石川｢そうだね。悔しいけどこのメンバーで
ベスト8になれて嬉しいよ。

これからは山田がキャプテンとして
皆を引っ張っていって｣

山田｢でも俺石川先輩みたいに上手くもなければ
皆を引っ張っていける力もないです｣

石川｢山田のアタックもブロックも凄いよ。
今までそのブロックに何度も助けられてきたし
みんなを纏める力は俺よりあると思うから。

そんな心配しなくても大丈夫だよ。｣

祐希の言葉はどこか説得力があって、

関係ない私でさえ泣いてしまいそうになる。

山本｢A先輩が支えてくれてたから
自分たちは全力でプレーすることが出来ました。

これからは先輩達が残してくれたものを
頑張って後輩にも引きづいていきたいと思ってます

3年間本当にありがとうございました」

『これからも皆の活躍見守ってるからね。
みんなと過ごした3年間忘れないから。』

祐希みたいに、説得力のある言葉も

誰かの心に刺さる言葉も言えなかったけれど

自分が思っている気持ちを伝えられて

少しだけほっとしたんだ。