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着信41 ページ11

*

「もしもーし、及川でーす。……孤爪ちゃんの携帯、だよね?」

話したいことがあるから、青城まで来てくないかな?
断りたかった。でも、相手は一応先輩で、尊敬している選手だ。

だから、私は行くと返して青城、つまり。青葉城西高校までやって来たのだ。
バスですぐだから、そんなに大変ではない。

問題なのは、北川第一中学出身のほとんどが、青城に進む。ということ。
私立はみんな青城を受ける。
だから、知り合いにあってしまう可能性がとても高い。それが、嫌。

「あっ、孤爪ちゃーん。ごめんね、みんな通してくれる?」

女子の塊があると思ったら、及川さんが囲まれていたらしい。
あと、他の可愛らしいこの視線がとても、とても辛い。ヤダ、なんでこの人モテるの?

「待った?」

そう、笑いかける及川さんに対して浮かんだ言葉は、胡散臭い。
及川さんの言葉の選び方も、なんだか決まったところ、テンプレートから選んでるみたいだ。

不思議だ。研磨のように落ち着けるようになったら、この人の見方が変わった。
確かにイケメンだ。と漠然と思うことは変わらない。
でも、あの頃よりも女子がきゃあー、と叫ぶ理由がわからなくなった。

後ろから見えたのは、懐かしい

「国見、と金田一……」

二人は、私に対して誰だ。という視線を投げる。
及川さんがこっそり、耳打ちして二人とも驚いたように目を見張る。

そこからは性格が滲み出た。

国見は、平静を装っているけど、幽霊をみたかのように私を見ている。
金田一は、目を泳がせる。私を見ることができていない。

「本当に、烏野行ったんだ……」

国見が私に、前の私に接するように話す。幽霊に話すも同然だ、それは。
金田一は、どう言葉にすればいいのかわからずに、視線をしたに向け動かなくなった。

気を遣われている、以上に。
なんにも知らないで、気を遣うことだけしている。

これだったら、クロや研磨、飛雄の過保護のがまだマシ。

こんな茶番はいいから、早く帰りたい。
どうやら、私には研磨の思考さえもうつってしまったよう。

「で、本題はなんですか?」

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設定タグ:ハイキュー , 赤葦京治,影山飛雄 , 岩泉一   
作品ジャンル:恋愛
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七瀬@杏樹(プロフ) - りんりんさん» はい…そこから大まかなイメージを頂きました。まぁ、例のセリフだけなので密接に関係があるわけではないんです笑コメントありがとうございます! (2017年9月22日 23時) (レス) id: 3067bbe722 (このIDを非表示/違反報告)
りんりん - あら、ハッピーシンセサイザ...ですね? (2017年9月21日 23時) (レス) id: 08c84499b7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:七瀬杏樹 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Annzu/.  
作成日時:2017年1月6日 17時

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