【 stpr 】配信にて、妹だということがバレました。【 青 】

５話 ページ6

.





私が例の話に賛成したことで、私の日常は大きく変わった。



まず、ドジっ子のお兄ちゃんと一緒に過ごすことが増えた。





兄妹であろうと、一応お互い成人済み。
同じ家には住んでないから。






お兄ちゃんに会うのも、直接会うのは１ヶ月に１回、もしくは２回程度。

配信とかで声を聞いたりするのはよくあるけど。






そして、すとぷりメンバーとも関わりが増えた。

ほぼ毎日、すとぷりメンバーと関わることとなった。








な「Aちゃんは何の曲歌いたい？」


『んー、デュエット曲の、みんなが知ってるような曲の方がたくさんのリスナーさんに届くよね』







こ「そうだね」


『私は別に、私が知ってて歌えるものなら何でもいいよ』









こ「んー、じゃあ莉犬くんとさとみくんのデュエットに被るけど、ロメ○とか？」



『良いじゃん、被っていいのかは別だけど』









る「良いんじゃないですか？」



り「俺も２人のロ○オ聞きたい！」








さ「良いんじゃね？」



ジ「○メオはめっちゃ人気あるやん、より沢山のリスナーさんに届くと思うで」










な「ん、そうだね、いいと思う！」



こ「よっしゃ！決まり！」









る「良かったですね」






そう言って私の頭を優しく撫でてくるるぅちゃん。

私何気にるぅちゃんの手付き優しいから好きなんだよね。







荒っぽいお兄ちゃんとは大違い。








こ「……、」



り「じゃあ曲は決まりだね」







な「次はどっちがどのパートを歌うか、決めようか」



ジ「そうやなぁ、まだ時間はあるんやし」








さ「ロ○オって高いように見せかけて低いとこ多いけど、A歌えんの？」



『うー、まぁ、大丈夫だと思う』









私、実は低い声とかって出せないんだよね。
だからめちゃくちゃ低音しか出ない歌とかは結構避けてきた。








ロメ○は案外低い声が多いから、不安はあるけど、、。

リスナーさんの中には、新しいジャンルの曲を求めてる人もいるだろうし。






リスナーさんが飽きてしまわないように、ロメ○は歌いきりたい。



……って、なんで私らしくないこと言ってるんだろう。











な「この曲はどっちが高くてどっちが低いとかほぼないからねぇ」



こ「そこが難しいんだよなぁ」









『いやいや待て待て待て、なんで私が歌えないみたいになってんの』



こ「え？歌えんの？」







ポカンと口を開けてるお兄ちゃん。

その口にパン突っ込みたい。






『ばーか、歌えるわ』







.

６話→←４話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す