9話 万事屋銀ちゃん ページ9
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あの銀さんにたまたま会って、後日向かうと約束した日から数日が経った。
やっと1日非番が貰えて、あの時教えて貰った場所にやってきた。
その建物を見上げると、でかでかと万事屋銀ちゃんという看板が目に入る。本当に存在したのか。
横にある階段をのぼり、チャイムを押した。
《ピンポーン》
軽快な音が鳴ると共に、バタバタと騒がしい音が中から聞こえて、中から眼鏡の男の人が出てきた。
「はい!どちら様ですか?」
それに続いて先日の総悟と揉めてた女の子も出てくる。
「客アルか!?
…あれ、この前の税金泥棒のとこの奴ネ。喋れない奴ってあのサドが言ってたアル。」
「ああこの前の?何かご用ですか?」
とりあえず本題は中に入ってから説明しようと頷いた。
どうぞ、と言われ中に招き入れられる。案外ちゃんとしてそうではある。
この前の銀さん以外の2人は万事屋の従業員だったのか。というか、ここと真選組に関わりがあったことが驚きだ。
世界なんて本当に狭いもんだな。たまたま飲みで会った人が仲間と繋がりがあったなんて。しかも結構仲良さそうだったし
「よぉ、久しぶりだな。Aちゃん。」
案内された部屋の少し奥に鼻くそをほじりながら堂々と座る銀さん。
軽く会釈をしてソファに座ると、慣れた手つきで眼鏡くんがお茶を出してくれた。よく出来た子だなあ
尊敬の眼差しで眼鏡くんを見つめていると、奥に座っていた銀さんが私の真正面のソファーに座り直す。
「で、Aちゃんが隠してた相手って真選組の事だったのか?」
『そうだよ。まさか銀さんが真選組と関わりがあったなんてびっくりした!』
「……ええええ!!喋れるんですか!??」
「しかも女の子アルか!??」
銀さんには喋れることがバレているので平然と喋った私に対してものすごく驚いているお二方。
まあそうなるわな。私でもなるわ。
『そうだよ〜!訳あって隠してるんだけど、そろそろ喋らない事と男のフリが限界で、その相談に来たんです!』
「そうだったんですね…。僕は志村新八です。」
「私は神楽アル!よろしくするヨロシ!」
『私はAです!よろしくね!』
万事屋の人達は結構いい人達なのかもしれないな。というより普通に会話ができるって楽しいな。
やっぱり早く総悟達と色々他愛も無いことをいっぱい喋りたいなぁ……
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まち(プロフ) - 笛さん» ありがとうございます〜!頑張って更新します! (2021年1月23日 13時) (レス) id: 6817f9a790 (このIDを非表示/違反報告)
まち(プロフ) - いとさん» ありがとうございます!頑張りましょう〜!! (2021年1月23日 13時) (レス) id: 6817f9a790 (このIDを非表示/違反報告)
笛 - めっちゃ面白いです続きが気になります!! (2021年1月20日 15時) (レス) id: bff55455ee (このIDを非表示/違反報告)
笛 - 早く更新してーーーーーーー (2021年1月20日 1時) (レス) id: bff55455ee (このIDを非表示/違反報告)
いと - めっちゃ面白いです!私も小説書いてるので、お互い頑張りましょう!! (2021年1月10日 14時) (レス) id: 204f45673b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まち | 作成日時:2019年12月10日 3時