正反対な兄妹 2【ヒプマイ】(簓妹主) (ページ18)

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66：衝撃に備えなしページ18

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＂逃げた貴方とは違う！＂

…結構、きたなぁ

「おーい…おーーい！大丈夫か〜？」

『…へ？あ、うんごめん…』

どうやってホテルまで戻ったのか覚えてないけど、ぼーっとしていたせいか友人に目の前で手を振られてたのに気づかなかった

やれやれと軽く首を振る友人にごめんと苦笑すれば、それっと指さされた端末には…

「ずーっとなってるけど、大丈夫？」

『あーだいじょ……ぶじゃないね？！』

のほほんと画面を見れば表示されてた文字は左馬刻さん、こりゃ下手すれば殺されるレベルでやばい

ワタワタと慌て乍ベランダに出てから切れてしまったコールをかけ直す

…ﾌﾟﾙﾙﾙ…ﾌﾟﾂｯ

うぉ、出るのはっや

『ぁ、もしも

「＂俺様の電話を2度無視するたぁいい度胸だな、おい＂」

…と、トイレ！トイレだったんです！！』

案の定、ご立腹でした…こっちの事も考えて欲しいよ、現在進行形で落ち混んでるんですもん

と思いつつ、電話先で煙草を吸ってるのか吐き出す息が聞こえる

何を言われるのかと少し肝を冷やし乍待っていると

「＂お前、セントラルホテルいるだろ＂」

『え、あ…はい』

「＂奇遇だなぁ…俺様もいるんだわ＂」

『…………ワァ、一緒だァ』

「＂つー訳だからよォ…ロビー来い＂」

ﾌﾟﾂｯ……ﾌﾟｰ…

返事を聞かずに切られた…というか、宿泊先一緒ってどゆこと？！

左馬刻さんがいるってことは、他のディビジョンも可能性大では…ぁ、そっか外部からの宿泊先って限られてるんだ

頭を抱えつつも行かないと面倒なことになるのが目に見えてるので、渋々…友人に伝え向かいます

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少し広めのロビーには疎らだが人がいる…主に女性に割合が高い

まぁ、そんな中でもあの特徴的な銀髪は目立つはず…が

『い、いねぇ…どこにいるんだ』

見渡す限りそんな独特な頭はおらず、ひょっとして遊ばれた？と少し眉間に皺を寄せた…その時

「あれぇ？…あー！！！、Aおっねぇさんだー！☆」

『う"っぐぇ！？』

聞き覚えのあるポップな声と共にドンっ！！と腰から背中にかけて強い衝撃が走った

案の定、対応出来きずに倒れそうになるも衝撃源と見知らぬ人に支えられ事なきを得た

「あっぶね！？おい、乱数…ちと勢いありすぎただろ」

「あは☆、ごめんちゃーい…こんな所で会えると思わなくて、つい！」

『お…お久しぶです、…飴村さん、』

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