188:初っ端から心臓圧迫 ページ40
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扉を出た途端、とてつもない緊張感に息がしづらくなる
バレない様に…冷静に、堂々と
「…Aさん、ルートは一応覚えてるから指示は任せて」
『わかりました…、』
観音坂さんが小声で声を掛けてくれたので、少し安心して歩みを進めた…が、少し出た所で
ドンッ!と曲がり角から出てきた何かに当たった
なんで、こうも人にぶつかりやすく…
「あ"?…おい、テメェどこに目ェ付けて歩いてんだ。あ"ぁ"!?」
と、威圧的な言い方と聞き覚えのある声に思わずビクッとしてしまった…嘘でしょ
曲がり角恐怖症になるぞ!!
顔をあげれば、案の定…MTCの皆様でした
「よせ、左馬刻…申し訳ございません。少々彼気が立っておりまして…穏便に済ませて頂けると幸いです」
『ぁ…、もういい。下がれ。2度目はない』
「?、そう…ですか」
流石にバレて広がりとマズイと思ってそれっぽい事を自分なりに低い声で言ってみたが…神妙そうな顔をされた
「あの…何故、観音坂さん達が連れ出されているのでしょうか?お伺いしても」
『ぇ、ぁ…彼らを宿所に連れていく様に命じられた。それだけだ』
「…へぇ〜…珍しいなぁ。お前らには関係ねぇって答えを省く奴らからマトモな返答貰えてよォ」
…ぁ、これ…しくった?
焦りから帽子を深く被り直しては観音坂さんにヘルプ!と視線を向けたが青い顔をして何故か葛藤し始めた
おい、助けてよ!
「すまない、僕達は先を急いでいるんだ…けど道に迷ってしまってね。僕が子猫ちゃんに頼んで快く引き受けてくれたんだ…仕事中に関わらずに、ね?」
不意に目の前に一二三さんが背中に隠す様にして述べては、さぁ…と私の背を押して切り抜け様と促した
紳士的なフォローと対応…流石、NO.1!
と、感心して歩みを進めたけど…何故か白髪と眼鏡が悪どく笑みを浮かべてる
「おやおや…中王区に随分と親切な方がいらっしゃるんですねぇ?」
「なら、俺様達も案内頼むわ…疲れちまって道覚えてねぇんだわ。此奴らがいいなら、俺様もいいよな?」
こ、此奴ら…遊んでんじゃねぇか!?
ぇ、バレてる? バレてるのこれ!?
『っ…カ、勝手にしろ!』
「ん、では小官らも同行させてもらおう…宜しく頼む」
余りの同様に声が裏返ってしまった…けど、理鶯さんは普通に案内される気だ
2人は心底楽しそうだ…で、観音坂さん胃を押え始めた
くっっそ…覚えとけよ、MTC!
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ぽぴぽ - 今更ながら読みました! 最初から最後まで一気に読んじゃいました! 夢主さんのラップすごいです! 今日(今更)からヒプマイゲーム始めたど素人ですが、やばいです(語彙力が死んだ)! コロナにお気をつけながら活動を続けていってください。 (2022年1月14日 23時) (レス) id: d39a98933d (このIDを非表示/違反報告)
シャチ矛(プロフ) - たちさん» コメント、ありがとうございます!連載当初からお読み頂き嬉しいです…!最後までお読み頂きありがとうございました!🙇♀️ (2021年9月23日 1時) (レス) id: 2c67dad901 (このIDを非表示/違反報告)
たち(プロフ) - とても感動しました!連載当初から追わせて頂いてて、もう感慨深いです。素敵な作品をありがとうございました!! (2021年9月22日 23時) (レス) @page50 id: a356122f3b (このIDを非表示/違反報告)
愛猫愛犬 - 好きです!更新頑張ってください!面白い作品ありがとうございます。 (2021年8月9日 16時) (レス) id: fa046c7faf (このIDを非表示/違反報告)
アルパカ(プロフ) - 初めまして!本当に面白くて1日でシリーズすべて読んでしまいました(笑)これから主人公頑張れこれからどうなるのか楽しみです!体調に気をつけてください! (2021年5月16日 11時) (レス) id: 275c9d1c15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シャチ矛 | 作成日時:2021年1月25日 21時