173：再認識 ページ25
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3時間くらい過ごした後、私と合歓さんはレストランで休憩がてら食事をしていた
『戦利品大漁だ』
「ご満足頂けた様で何よりです…ま、ランダム品というのは負け戦の様でしたが」
『ｸﾞｯ…結構ズバッと』
彼女は珈琲、私は紅茶を飲み乍談笑し食事が運ばれるのを待ってた
…すご、珈琲飲めるんだ
『合歓さん、私よりお若いですよね？…凄いな、珈琲飲めるなんて大人』
「…別に、普通です」
『お兄さんの影響…だったり、』
触れていいのかわからなかったけど、試しに少し話を振ってみら彼女はカップを手にしたまま固まり、静かに置いた
「兄の話はしたくありません。…あの人を兄だと思うのも、虫唾が走ります」
嫌悪感を出した言葉と表情だっらけど…何処か寂しげだった
『…嫌い、なんですか』
「貴方も知っているでしょう…無意味な暴力を振るって、力で押し通そうとする。そんな野蛮な行為をする…愚か者よ」
眉間に皺を寄せて話していたけど、碧棺さんではなく別の誰かに向けてる様な言い方だった
『確かに、暴力は余り良くないですね…私は助けられまくってるので、何とも言えない立場ですが』
「…親指の指輪、あの人から貰いましたよね？ 傷を負わされたのに、よく言えますね」
『ぁ…これは自分でやったので、責任一切ないですよ！』
私の親指に視線が向けられたので、指輪を見せ乍笑った
こっちから振ったけど話題を変えよう…色々事情がありそうだし
『ところで、もうすぐ決勝なんですよね？…もし良かったら、』
「お断りします」
『早くないすか？』
「1日貴方を観察してわかりました。話を振る際、大方面倒事です」
流石、妹さん…鋭い
『ぅ、決勝トーナメント…観戦させて下さい！』
「…その件に関しては、既に手配済みです」
『ですよね〜…って、は！？』
手を合わせて断られる事前提で頼んでみれば、想定外の返答が来て驚いた
少し呆れた様に見てくる彼女は真っ直ぐに見据えて言葉を続けた
「理由はわかりませんが、貴方専用のVIPルームがご用意されておりますので警備体制は万全です」
…つまり、また監視付き
誰とも接触できない様にってことなら一郎くん達とのコンタクトもダメっぽいな
ひょっとして、本当にこのまま中王区から出られない？
「貴方は
彼女が最後に放った言葉は…
私への牽制だった
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ぽぴぽ - 今更ながら読みました！ 最初から最後まで一気に読んじゃいました！ 夢主さんのラップすごいです！ 今日(今更)からヒプマイゲーム始めたど素人ですが、やばいです(語彙力が死んだ)！ コロナにお気をつけながら活動を続けていってください。 (2022年1月14日 23時) (
レス) id: d39a98933d (このIDを非表示/違反報告)
シャチ矛(プロフ) - たちさん» コメント、ありがとうございます！連載当初からお読み頂き嬉しいです…！最後までお読み頂きありがとうございました！🙇♀️ (2021年9月23日 1時) (レス) id: 2c67dad901 (このIDを非表示/違反報告)
たち(プロフ) - とても感動しました！連載当初から追わせて頂いてて、もう感慨深いです。素敵な作品をありがとうございました！！ (2021年9月22日 23時) (レス) @page50 id: a356122f3b (このIDを非表示/違反報告)
愛猫愛犬 - 好きです！更新頑張ってください！面白い作品ありがとうございます。 (2021年8月9日 16時) (レス) id: fa046c7faf (このIDを非表示/違反報告)
アルパカ(プロフ) - 初めまして！本当に面白くて1日でシリーズすべて読んでしまいました(笑)これから主人公頑張れこれからどうなるのか楽しみです！体調に気をつけてください！ (2021年5月16日 11時) (レス) id: 275c9d1c15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シャチ矛 | 作成日時：2021年1月25日 21時
