Chosen Angel ３ (ページ26)

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グロリアスを剣にしようとしている中、私とサイモンは見ていることしかできなかったから話をしていた。

イジーはサイモンから取った血を加えていた。

貴「…サイモン、全作品見ようって冗談よね…？」

ｻｲﾓﾝ「僕は本気だ、絶対見させるからね！」

サイモンは鼻からフーっと湯気が出てきそうなくらい本気な顔をして言った。

貴「オーケー、わかったわ。楽しみにしてる。」

ふふっと笑うとサイモンは顔を赤らめては、私の頬を触った。

ｲｼﾞｰ「ちょっと…A、サイモン後にしてよね！」

イジーがそう言った瞬間、マグナスの苦しさを感じた。
嫌な思い出になりつつあるいい思い出があるあの感じ。
胸の痛み、喉が詰まるようなあの感覚…

貴「っ…」

ｻｲﾓﾝ「A？…どこか痛む？」

貴「…ううん、大丈夫。ただ…マグナスのことが心配だなって…」

ｲｼﾞｰ「どうしてマグナス？」

貴「アレクの顔見たでしょう…？あの思い詰めた顔、どこかで思い出さない？」

ｲｼﾞｰ「もしかしてマグナスと何かあったのかしら…。まぁ、とにかく…お兄ちゃんから話し出すまで聞かないわ。めんどくさいことになるから。」

イジーは苦笑いしながら言った。

貴「ええ、確かに…」

ｻｲﾓﾝ「…なんでマグナスのことが心配になったんだい？」

貴「それは後で話しましょ…、今は…剣ができそう…」

アレクとルークが来たため、この話は中断させた。

ｱﾚｸ「いけそうか？」

ｲｼﾞｰ「確かめるところよ。」

イジーはつけていたゴーグルを取って続けた。

ｲｼﾞｰ「下がってて。もし成功なら、クレオファスの説明通り…」

ﾙｰｸ「叩けば天国の炎が…」

ｲｼﾞｰ「ダウンワールダーを黒焦げにはしたくないの。」

そういうとサイモンとルークは部屋の外に行った。
そしてイジーはゴーグルをつけ直し、とんかちで剣を叩き始めた。

3回叩いたあと4回目を叩いた瞬間、黄色な光と共に天国の炎が部屋中に広がった。

サイモンとルークが部屋に入ってくると、息を飲んだ。

ｻｲﾓﾝ「やったね…」

その後、部屋から作戦会議室へ向かおうとしたときポータルが現れた。

ポータルと共にジェイスが現れ、ポータルが消えた。

ｱﾚｸ「ジェイス、何があった？クラリーは？」

ジェイスは絶望した表情でこう言った。

ｼﾞｪｲｽ「失った…」

その瞬間、マグナスの痛みが感じられたが、誰かに慰められたのかすぐに和らいだ気がした。