７０色 ページ21
＿＿＿
「えいっ」
「ポンコツ！」
「こんな早いの取れる訳ねえだろ！」
「２１−７…絶望的、ですね…」
ほとんど三角くんの密さんに打ち合いになっている試合。
あの２人はスポーツ選手顔負けの体力を持っているみたいで、かろうじて着いて行けているのは高遠さんくらいのものだった。
密さんは頑張ると宣言していた通りいつもの眠たげな姿はどこへやら、次々と得点を重ねていくのであった。
〜〜〜
「結局密くんの独壇場になってしまったな。まあ、勝てたのなら文句はないが」
『有栖川さん、端っこにいましたもんね…』
「あ、あれは邪魔をしてはいけないとワタシなりに気を利かせたのだよ！」
試合はあのまま冬組の勝利となった。
途中から必要なさそうだったからとみんなに買ってきた飲み物を手に一休みしている。
「A見てた？ 俺はどうだった？」
『もちろん、見ていたよ。密さん、格好良かった…よ』
「うん。Aも、オロオロしてて可愛かった」
『き、記憶から消して、下さい…』
真面目に運動なんて何年もしていない上に、三角くんの剛速球スパイクを目の前にしたら怖くて避けることしかできなかった。
避けるたびに皆ニヤニヤしていたから、よっぽど格好悪かったんだろうな…。
〜〜〜
早いことで日も暮れて、ボクたちは雅にいの別荘に帰ってきた。
１人１室与えられた個人部屋で水着を着替え、皆のいるホールに行くとメイドさんたちが用意してくれた食事が完成したようだった。
全員集まってから賑やかな夕食と取り、その後はそれぞれの時間を過ごそうと解散になった。
取りあえずお風呂にでも入ってこようと思ったところに、いづみさんに声を掛けられた。
「Aちゃんもしかして、今からお風呂行こうと思ってた？」
『うん』
「じゃあ一緒に言ってもいいかな？ 広い浴場と露天風呂があるって聞いたから、１人で入るのは寂しくて」
「俺が一緒にはいｒ」
「さあ、行こうAちゃん！」
どこからともなく現れた真澄くんは軽くあしらって、いづみさんに手を引かれて浴場に向かった。
複数の劇団員がこちらを見ていたことには気づかず。
＿＿＿
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ノア(プロフ) - ミモさん» ああっ！ご指摘ありがとうございますm(_ _)m全力で書かせていただきます！ (2017年6月26日 23時) (
レス) id: f8f287b969 (このIDを非表示/違反報告)
ミモ(プロフ) - 87話の｢僕は師匠を悪者だなんて…｣の師匠が支障になっていますよ〜後日談楽しみにしています。 (2017年6月26日 23時) (携帯から) (レス) id: 0c3426b0a6 (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - 名無しさんさん» ご指摘ありがとうございます！お恥ずかしい限りで…すみません (2017年6月1日 21時) (レス) id: 77b318de68 (このIDを非表示/違反報告)
名無しさん - 61話の枯れるまで泣いた、が狩れるまで泣いたになってますよ！ (2017年6月1日 18時) (レス) id: e4c2591ddb (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - 真樹RAINBOWさん» お祝いに応援の言葉ありがとうございます！とても励みになります。夢主ちゃんを好きになっていただけなんて、書き手冥利に尽きます！素敵な言葉ですよね…共感していだただけて嬉しいです！ (2017年5月29日 21時) (レス) id: 77b318de68 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ノア | 作成日時：2017年5月17日 19時
