2 * ページ9
．
──── クリスマス当日．
Aが、別の人の恋人になる日．．
...ピーンポーン
「ざわくん、おはよ！あがってあがって〜」
一人暮らししているAの家で、服を選ぶらしい．
「...たのしみ？？」
「もちろん！プレゼント喜んでくれるかなあ...」
これがいい？？それともこれ？
たくさん服を出してきて、僕に見せてくるA．
「...それがいい」
グレーのワンピース．
髪はゆるく巻いて、メイクは濃過ぎないくらいで
僕の好みの服に髪型、メイクまで．
ぜーんぶ僕好み．
ちょっとだけ反抗したっていいでしょ？
今日から、もう恋の希望も失うんだから．
「ありがとう、色々手伝ってくれて．」
「ううん、Aは僕の妹みたいなもんだもん、当たり前だよ」
Aの顔が少し曇る．
「好きな人のこと、聞かないの？」
「...どんな人なの？」
「真面目で、優しくて、頭が良くて、少し背は低いけど...わたしのこと、一番知ってる人だよ」
いいな、そんなふうに思われてるその人は．
「ねぇ、まだ分からないの？」
「なにが？」
はぁ、とAがため息をつく．
「んもー...ざわくんも早く準備して！デートしに行くよ！」
「...は？？えっ？！」
少し顔を赤らめたAは、小さな声でこう言った
真っ直ぐな瞳で、僕を見つめながら
「わたしが好きなのは、ずっと、これまでもこれからも」
『ざわくんだけだよ...っ』
次の瞬間には、Aを抱きしめている自分がいた．
「ぼ、僕だってずっとすきだったし...、遅れたけど、A、僕と付き合って欲しい」
腕の中のAが、こくりと頷いた．
その日は、今までの人生で一番、
幸せな日になった ────
(ざわくんずっと鈍感だから大変だった)
(ごめんね、でもこれからは妹みたいな存在じゃなくて、恋人としてよろしくね)
end*
君とぬいぐるみ * tetsuya→←真っ直ぐな瞳が * mushimegane
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 241人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「短編集」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
マーチュウ(プロフ) - えっと、サイトに行けないですね､､､ (泣) 説明欄に貼ったらそこから見に行けると思います！あの上の説明欄みたいに？ 説明下手ですいません (2018年12月5日 0時) (
レス) id: 35fe8f0b80 (このIDを非表示/違反報告)
れもん(プロフ) - マーチュウさん» http://uranai.nosv.org/u.php/novel/0b61621de74/ こちらになります！見れますかね？（ ; ; ） (2018年12月4日 23時) (レス) id: 98cb53ea16 (このIDを非表示/違反報告)
れもん(プロフ) - マーチュウさん» 反映はされているはずなのですが...フラグをたてているので、この作品には載せられないみたいです（ ; ; ）初心者なもので...色々試してみます！お待たせしてすいません（ ; ; ） (2018年12月4日 23時) (レス) id: 98cb53ea16 (このIDを非表示/違反報告)
マーチュウ(プロフ) - れもんさん！ 何回試しても見れないし反映されないです！ 説明文？みたいな所にURL貼ってもらえますか？ (2018年12月4日 23時) (レス) id: 35fe8f0b80 (このIDを非表示/違反報告)
マーチュウ(プロフ) - あっっ、そういう事ですね！まだ反映されてないみたいですねぇ…… 早く見たい！笑っ (2018年12月4日 22時) (レス) id: 35fe8f0b80 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：れもん | 作成日時：2018年11月18日 4時
