72 ページ22
亜嵐side
……っ、
息苦しくて目が覚めた。
亜嵐「げほっ……んっ、はぁ、はぁ…」
身体は鉛のように重くて動かない
何があったんだっけ…
確か…隼とお風呂入って、温まって出て……
…倒れたんだった
そこからの記憶はすごく曖昧だった
誰かに話しかけられて、ご飯食べて…
亜嵐「けほっけほっ…、はぁ…と、ぃれ…」
トイレに行きたい…
亜嵐「…んっ…、」
上半身を起こすと、ベットの下に布団を敷いて寝ている龍友くんがいた
歩こうと床に足をつけたが、
亜嵐「…っ、だめだ…」
ビリビリと痺れて、力が全く入らない
亜嵐「けほっけほっ…寒っ……、りゅ、とくん…」
龍友「………」
亜嵐「龍友、くんっ、けほっげほっ……」
龍友「…んっ…！亜嵐くん！どうした？」
起きてくれた……
亜嵐「と、ぃれ…」
龍友「トイレか！ごめんなぁ。すぐ起きんくて」
亜嵐「大丈夫、」
龍友「立てるか？」
そう言って、肩に手を回してくれる龍友くん
グイッと持ち上げてくれて、何とか立ち上がれた。
龍友「ゆっくり行くで？」
亜嵐「ん、…」
足の内側からずんずんと突き刺すような痛みが襲う
限界が来て、ガクッと膝の力が抜ける。
亜嵐「…ぃっ、はぁ、はぁ…けほっ……」
龍友「おおっ、辛いなぁ、ちょっと…、どないしよ。」
亜嵐「けほっけほっ…ごめん……」
龍友「抱っこしてええか？」
頷けばグイッと俺を持ち上げて、トイレまで連れていってくれた。
龍友くんのおかげで漏らさず済んだ…
亜嵐「ありがと……」
龍友「おん、眠いやろ？寝ていいで。」
亜嵐「けほっけほっ…、ん…」
龍友「ちょっと…熱測るで？」
熱……？
ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟｰ
龍友「高いなぁ。寒くない？」
亜嵐「けほっけほっ…、寒、ぃ」
龍友「毛布足しとくな！冷えピタ貼るで？」
そう言うと優しくおでこに貼ってくれた
冷たくて気持ちぃ、、
龍友「おやすみ…」
優しい声でそう聞こえたと同時に、俺の意識は途絶えた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 244人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
こもりん??(プロフ) - mimiさん» おめでとうございます！頑張ります！ (2020年1月5日 8時) (
レス) id: 751c27b14f (このIDを非表示/違反報告)
mimi(プロフ) - あけましておめでとうございます！更新楽しみにしています！ (2020年1月4日 19時) (レス) id: 0fb55262b9 (このIDを非表示/違反報告)
こもりん??(プロフ) - みなゆいさん» おめでとうございます！楽しんで貰えるように頑張りますｆ^^*) (2020年1月4日 16時) (レス) id: 751c27b14f (このIDを非表示/違反報告)
こもりん??(プロフ) - 叶夢さん» おめでとうございます！頑張ります！ (2020年1月4日 16時) (レス) id: 751c27b14f (このIDを非表示/違反報告)
みなゆい(プロフ) - あけましておめでとうございます！！今年もよろしくお願いします！！更新、楽しみにしてます！頑張ってください！！ (2020年1月4日 12時) (レス) id: a6fe0d12b3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：こもりん | 作成日時：2019年10月31日 8時
