114 ページ14
裕太side
起きた瞬間、激しい咳をしだした隼
辛そうやな…
肩で息してる感じで、でも取り込めてないみたいな感じ？
玲於が背中さすってやったら、落ち着いたからよかった。
玲於「熱高いわ、身体あっつい」
確かに言われてみれば、顔さっきより赤いな
測るか。
裕太「ちょっとゴメンな…」
pipipipiーpipipipiー
わぉ
裕太「8度9分…。9度近いやん…。」
こりゃ頭も痛いんちゃうか？
玲於にもたれてかかってる隼を玲於が優しくベットに寝かせて亜嵐くんが水をあげた。
隼「はぁ…ぁりがとう……はぁっ、ｹﾞﾎｯ…」
そう言って、亜嵐くんに弱々しく微笑んだ隼
亜嵐「…っ…。」
そしたら急に、亜嵐くんの表情が暗くなり言葉に詰まった。
辛なってしまったか？
隼の事をメンバー1心配してずっと見てきた亜嵐くん
こんな姿ほんとは見たくないよな。
泣くの堪えとるな…
玲於も涼太も心配そうに見てる。
裕太「亜嵐くん、ちょっとええか？」
亜嵐「……ぇ、？」
涙溜まっとるやん…
涼太「行ってきな！」
玲於も無言で頷いていた。
亜嵐「ごめん…」
そして病室を出た。
ベンチに座って、缶コーヒーを亜嵐くんに渡す。
亜嵐「ありがとう……」
裕太「おん。」
沈黙が続き、切り出したのは亜嵐くんやった。
亜嵐「裕太くん…。怖いよ…､ｸﾞｽｯ。隼死なないよね？俺らの前から消えないよね？…ﾋｯｸ……。」
裕太「大丈夫や…。隼はきっと乗り越える。亜嵐くんも見てきたやろ？様々な事を乗り越えてきた隼を」
亜嵐「うん…。でも……ｯどうしてもっ…隼を見ると涙が出てきちゃう…ｸﾞｽｯ……。」
そうだよな。
高校からずっと一緒で、亜嵐くんの隣にはいつも隼がおったもんな……。
裕太「そうなんか……。今は泣いてもええで？」
亜嵐「…ﾌｯ…ｸﾞｽｯ…うゎぁぁｯ……ｸﾞｽｯ、うぅぅ…」
大声で俺にしがみついて泣き始めた亜嵐くん、
こうやって発散させてあげないと、壊れてまう。
亜嵐くん溜め込むからなぁ。
心無しか、亜嵐くんも痩せとる。
きっと思い詰めて喉通らんのやろな…
亜嵐くんも泣き止んで、落ち着いたからそろそろ病室に戻ろうとした時、
ガラガラ……
涼太「玲於、ちょっと待ってて！」
涼太くんが慌てて病室からでてきた
裕太「どないしたん、涼太くん」
涼太「…隼が、吐いた！」
嘘やろ。
俺達は病室に慌てて戻った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 209人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
こもりん??(プロフ) - あんさん» やっぱり泣いちゃいますよね！笑 ありがとうございます！更新頑張ります！ (2019年3月22日 23時) (
レス) id: 751c27b14f (このIDを非表示/違反報告)
あん(プロフ) - こもりん??さん» 私も泣いてしまって読めない気がします（笑）これからも更新楽しみにしてます! (2019年3月21日 18時) (レス) id: 500db723e5 (このIDを非表示/違反報告)
こもりん??(プロフ) - あんさん» 間に合わなかった系ですね……泣 書いてるうちに私が泣いちゃって書けなくなっちゃいますね、きっと笑 限界まで来て危険な状態になってしまい……どうなるかお楽しみに！笑 提案してくれてありがとうございます！ (2019年3月21日 18時) (レス) id: 751c27b14f (このIDを非表示/違反報告)
あん(プロフ) - 移植する日が決まったけど、移植する前日に隼くんの身体に限界が来てしまう…みたいな流れはどうでしょうか？これからもお話楽しみにしてます！ (2019年3月21日 1時) (レス) id: 500db723e5 (このIDを非表示/違反報告)
こもりん??(プロフ) - はーとくんさん» ありがとうございます！志田は最悪な人間ですね！更新頑張ります！ (2019年3月11日 23時) (レス) id: 751c27b14f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：こもりん | 作成日時：2019年2月8日 19時
