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マネside
さっきから亜嵐の呼吸が安定しない状態が続いてる
おかしくなってきたのは昼過ぎからで。
看護師さんが栄養の点滴を一時中断しましょうって言うくらい…
熱は上がらずにずっと微熱
それがまたキツそうで…
マネ「あらん…あらん…」
亜嵐「はぁっ、は、…はぁっ…ん、?」
マネ「少し水飲も。脱水になっちゃう」
亜嵐の体の向きを変えて少しリクライニングを上げる
亜嵐の背中に手を回して抱き起こして、胸元にタオルを敷く
コップを口に近付けてゆっくり傾ける
マネ「ゆっくり、少しずつでいいから」
亜嵐「…ッん…ゴクッ…ゴクッ…ッはぁっ、」
マネ「ん、上手。」
ゆっくりベットに下ろして口元と顎を拭く
亜嵐「ケホォッ…ケホォッ…ひゅ…ゲホッケホッひゅ…」
マネ「苦しいね。大丈夫大丈夫、ゆっくりだよ」
亜嵐「ぅう…ッケホッケホッ、ヒュっ…う…ゲホッ…」
苦しさから、呻き声のような声を漏らす亜嵐
重く苦しそうな咳だもん…
キツいね…
横向きで背中をさすってるんだけど、苦しそうな不規則な呼吸は治まらない
亜嵐「ケホッ、ケホッ…ッぅ…ぅ、、ッく…ケホッ…」
マネ「亜嵐!あらん!聞こえる!?」
急に弱々しく連続で咳をしだして一気に呼吸が弱くなった亜嵐
ナースコールを押して、看護師さんを呼んだ
その間にも呼吸が弱まり続けてる
ガラガラ…
医師「白濱さん!聞こえますか?!…意識レベルが低い。酸素投与して」
看護師「はい!」
酸素マスクから手動のよくドラマで見る酸素マスクに変わった
先生が心臓の音と呼吸音を聞いて、機械をいじってる
亜嵐「ケホッ、、ッんく…ケホッ…ケホッケホッ、カハッ」
マネ「え……」
亜嵐が一瞬変な咳をした
驚いて顔を見れば、真っ赤に染った酸素マスク
医師「吸引して!その後挿管するから!」
看護師「はい!白濱さん、失礼しますね」
看護師さんが亜嵐の口から管を入れて吸引を始めた
管が赤く染まりジュジュジュっと吸われる音がしてる
嫌だ……
なんでだよ…
亜嵐「ぁッ…かっ……、、ぅ、、ゲホッ…」
管で吸われてる最中にもう一度吐血したらしく、先生が慌てて口の周りをタオルで拭いた
足がカタカタ震えて膝から力が抜けた
立ち上がれず処置をされる亜嵐を見つめることしか出来なかった
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こもりん??(プロフ) - 8413さん» 了解です!書いてみます! (2020年5月23日 7時) (レス) id: 751c27b14f (このIDを非表示/違反報告)
8413(プロフ) - 嘔吐系の表現もう少しみたいです( .. ) (2020年5月23日 1時) (レス) id: 1779e1b749 (このIDを非表示/違反報告)
えま - ありがとうございます (2020年5月20日 9時) (レス) id: fd5199fc3e (このIDを非表示/違反報告)
こもりん??(プロフ) - えまさん» 了解です!書いてみますね! (2020年5月20日 8時) (レス) id: 751c27b14f (このIDを非表示/違反報告)
えま - tribeメンバーもたくさんお見舞いにきてほしいです (2020年5月20日 7時) (レス) id: fd5199fc3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こもりん | 作成日時:2020年5月4日 17時