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マネside

一応連絡はした方がいいと思って玲於に電話した

スマホいじってること多いから、気付いてくれるかなって、、笑

電話越しでも伝わってきた動揺具合とメンバーのざわめき

そうだよね…

ガラガラ…

マネ「亜嵐、大丈夫？」

亜嵐「ぅん…。」

指にはめられた機械は新しい機械に繋がってて、酸素マスクの酸素濃度も上がった

手を握ると少し冷たい

毛布を肩までかけて体温計を脇に挟む

時刻は18時半

熱が上がってきてもおかしくない

亜嵐「はぁっ…さ、むぃ…」

マネ「うん…寒いね…」

手を握って少しでも暖かくなるようにする

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ

マネ「38度8分…。今日も上がるかな…」

亜嵐「げほっ…げほっ…ひゅ…はぁっ…」

マネ「ゆっくり吸って…そうそう」

咳が重くて苦しそうな咳に変わったんだよね…

前までは軽かったのに…

コンコン

看護師「失礼します。夕食お持ちしました。」

マネ「ありがとうございます。」

ベットを少し起こして、タオルを胸元に敷く

もう亜嵐に運ばれてくるご飯は、形があまりない

固形物を食べなくなっちゃったのが原因

マネ「亜嵐、ほら少し食べるよ」

亜嵐「んぅっ…ぃ、らな…げほっ…」

マネ「少しだけ。ね？」

亜嵐「…けほっ…」

亜嵐の口にお粥をすくったスプーンを近付ける

小さく口を開けた瞬間差し込む

毎回苦しそうに眉間にシワを寄せる亜嵐

でも少しでも食べないと本当にやばい

体重50キロ切っちゃったらしいから…

亜嵐「うっ…ん、…ｺﾞｸｯ…けほっ、うぅ～泣」

マネ「ごめん…ごめんね…」

吐きそうになって泣きながらも辛そうに飲み込む亜嵐

だけどここで折れたらダメ…

心を鬼にして亜嵐の口に食べ物を運ぶ

おかずの肉を最後の一口を口に入れた時

亜嵐「…ん、…げっ、ｯ…おぇっ…」

マネ「おっと…、」

亜嵐「けほっけほっ…ごめ…なさ、、」

マネ「…亜嵐…大丈夫…大丈夫だよｯ…」

涙でぐしゃぐしゃな顔で俺を見上げて謝ってきた亜嵐

もう…消えそうで……

小さくなったロウソクの炎のように……

ゆらゆらしてフッと……

亜嵐の口元を拭いて口をゆすがせる

亜嵐「けほっげほっ…ひゅ…けほっ…ひゅ…」

マネ「マスクつけるよ、」

骨が目立つ背中を落ち着くまでゆっくり撫でる

布団に寝かせて食器を片付ける

戻ってくると亜嵐は眠っていた

マネ「またあしたね…」

俺は病室を後にした