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玲於side

今日は朝からリハが続いて今は夕方

さすがに疲れたわ

隼「あ～…。疲れた～」

裕太「足が棒やわ」

みんなそれぞれ大の字に寝転んでる

今日は夜までだから面会時間過ぎちゃって病院に行けないことは決まってる

だけど心配だよね…

さぁはじめよっかってなって立とうとした時

～～♪♪

俺のスマホが鳴った

ディスプレイには亜嵐くんのマネさんの名前

え……

玲於「…もしもし…」

マネ『あ、玲於？ごめんね、今リハ中だよね？』

玲於「あ、大丈夫です。休憩中だったんで」

俺が電話し始めたからメンバー全員が静かに俺を見てる

多分相手のことはみんな想像ついてるんだろうね

誰一人として喋らない

玲於「どうか…したんですか？」

俺が恐る恐るそう聞くと、マネさんは1回ため息をついた

マネ『あのさ、亜嵐…の事なんだけど。今日朝、昼ってさ2回心臓発作起こしちゃって…』

玲於「…ぇ……」

隼「ぇ、なに…？」

玲於「今は？今はどうなんですか？」

マネ『今は一応落ち着いてる。あと熱も高くて、解熱剤入れても9度に乗ってる。呼吸もずっと苦しそうで、一気に…悪化した……。』

手が震えてくるのがわかった

なんで……

急過ぎない？

玲於「でも…ｯ今日、行けないんです。明日もどうだか…」

マネ『うん、それは分かってるから大丈夫だよ。でも…ちょっと危険なこと増えてきてるから、会える時は必ず来てあげて』

玲於「…はい……」

マネ『うん…ぁ、亜嵐咳き込み出したから切るね！』

玲於「え、あ、はい」

切れる前にかすかに聞こえた重く苦しそうな咳

亜嵐くん……

龍友「…なんやって……？」

玲於「亜嵐くん、急に悪化して…今日2回も心臓発作起きたらしい…」

隼「嘘だ…」

玲於「…ホントだよ…。熱も高くて危険な状態だから会える時は必ず来てあげて…って……」

涼太「…」

メン「はぁっ……」

みんなリハをやらなければいけないことも分かってる

どれだけ必要なことか

けどそれより大切なのは亜嵐くんなんだよ……

今1人で苦しんでると思うとリハなんて投げ出して向かいたかった

けど叶わないから…

裕太「行ける時…行ったろうな…。」

龍友「始めよか…」

隼は下を向いて放心状態だった

玲於「はやと…。やるぞ……」

隼「…ん、」

背中を叩くと顔を上げた

亜嵐くんの分まで頑張らないと…、