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マネside

次の日も心配過ぎて朝早くから病室に向かった

ガラガラ…

またいつものように準備をしてからベットに近づく

機械の心電図を見る限り落ち着いてるかな…？

マネ「亜嵐…、、え…」

布団を少しめくっていつもの通り声をかけると

そこには真っ赤な顔で、苦しそうに呼吸する亜嵐の姿

があった

マネ「え、待って、えっと熱計らなきゃ…」

急いで体温計を脇に挟んで首筋に触れるとじゅっと音がしそうだった

亜嵐「ん、…ぅﾞ…はっ、、はぁっ…」

マネ「亜嵐、苦しい？」

亜嵐「けほっけほっ…はぁっ…はぁっ…」

相当しんどいのか、質問にも答えないしそもそも反応しない

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ

マネ「うそ…」

体温計のディスプレイに表示された体温は9度を超えていた

ナースコールを押して、看護師さんに事情を説明すると、解熱剤をもって来た

看護師「熱下がりませんね…。昨日の夜中も辛さからかあまり眠れてませんでした。」

マネ「そうなんですか…」

知らなかった

だからくまも酷いんだ…

看護師さんが出ていって、冷蔵庫に入っていた経口補水液のペットボトルにストローをさした

マネ「亜嵐…亜嵐、飲めそうだったらちょっと飲んで」

脱水がいちばん怖くて上体を少し抱き起こして口にストローを近付ける

亜嵐「ん、…はぁっ、ｯ…、、けほっ…」

マネ「うん、ちょっと飲めたね…」

朦朧としながらも頑張って飲んでくれた

こぼれてしまったところを拭いて冷えピタを変える

寒くはなさそうだな…

亜嵐「けほげほっ…ひゅ…はぁっ…はぁっ…」

マネ「苦しいね…」

高熱に心臓からの咳、安静時の軽い呼吸困難が混ざってるのか、ずっと肩で息をしている

亜嵐「ん～ｯ…けほっ…ぐすっ…」

マネ「大丈夫大丈夫…そばにいるから…」

急に恐怖にかられるのか震えながらポロッと涙を零した亜嵐

頭を撫でてあげると少し治まってウトウトしだした

脱力した腕を楽な位置に移動してあげて、胸を優しく撫でる

その時に伝わる亜嵐の鼓動

頑張って動いてる亜嵐の心臓…

マネ「頑張れｯ…、、」

視界が滲んで涙が溢れた