保健室の先生(手越祐也ver.) (ページ35)

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3月(不登校) ページ35

Aside

最近、自分でも分からず学校に足が向かわない。

(今日も学校に行きたくないな…
でも、遅刻してでも行こう。)

コンコン

「加藤先生いらっしゃいますか？
遅刻してきたんですけど。」

加「あっ、相川さん体調悪かったの？大丈夫？
最近遅刻多いけど何か嫌な事でもある？」

「大丈夫です。遅刻してすみません。」

加「大丈夫なら良かったけど、あんまり遅刻すると生活指導に引っかかるからね。」

「はい。」

キーンコーンカーンコーン、キーンコーンカーンコーン

加「はい、授業はじめるぞ」

学級委員長「起立、礼、お願いします。」

(授業中に教室にいるのが辛い
何でだろう。でも、ここにいたくない。
辛い)

辛くて涙が出てきた。

(別にいじめられてる訳でもないのに)

教室にいたら迷惑だよね。

私は無言で教室を出ていった。

加「相川さんどうしたの？保健室でも行くの？」

ガチャガチャ

私は廊下にでた。

(私最低だ…ごめんなさい)

ハァハァハァハァ

加「相川さんどうした？
落ち着こうか。
ゆっくり息しよう。
俺に合わせて」

加「何かあった？
保健室行こうか。」

コンコン

手「Aちゃんどうした？
気持ちがしんどい？
休憩していく？」

「もう家に帰りたいです。
学校に来たくないです。」

手「加藤先生にはその気持ち言った？
小山先生とお話する？」

「誰とも話したくないです。」

手「そっか。無理強いはできないから」

コンコン

加「相川さん大丈夫？」

手「もう、家に帰りたいって。」

加「そっか。最近遅刻も多かったし
気持ちがしんどい？」

「私、もう帰るんで。荷物もいらないです。」

(逃げるように出てきちゃた…)

加「相川さん」

手「Aちゃん待って」

家に帰って家電に加藤先生から電話がかかってきたけど無視した。

それから私は学校が怖くなって行かなくなった。