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そしてお見合い当日
あたりザワりなのない話をしながらご飯を食べ進め
適当に相手の話に相槌をうつ
てか今日の子
めちゃくちゃプライド高そうやし自分の話ばっかやし
これは誰でも断るんちゃうかな
｢淳太さん、今日はありがとうございました！
次はちゃんと2人で会いませんか…？｣
うわ、なんてことやろ
この子俺のこと気にってる
しかも断った俺の言葉なんて耳に入ってないのか
さっさと帰って行ってしまった
.
黄｢かみちゃーん｣
どっと疲れが溜まり、誰かに話を聞いて欲しくなって
俺は行きつけのバーに足を運んだ
ここのマスターである神ちゃんこと神山智洋とは
結構長い付き合いである
緑｢いらっしゃい淳太
はは、めちゃくちゃ疲れてんなぁ｣
黄｢うん今日さ、お見合いやったんよ｣
緑｢あー…それで、どうやったん？｣
黄｢もう最悪っ！｣
俺の愚痴に神ちゃんは嫌な顔1つせず付き合ってくれて
そんな神ちゃんに次第に癒される
そして酒もまわり、最近のモヤモヤが重なり
つい本音を吐露してしまう
黄｢神ちゃん…俺、このままこうやって
逃げ続けていいんかな｣
緑｢……淳太、｣
黄｢やってさ、父さんがどんな人連れてきても
俺1ミリも心動かへんもん
やって、俺さ
…男が好きなんやから｣
そう、俺の恋愛対象は女やなくて男
でもそんなこと父さんにも友達にも誰にも
言えるはずがなく
神ちゃんにこうやって話すまで、ずっと1人で抱えていた
俺の秘密
緑｢言えば、お父さんやって分かってくれるんやない？
それよりも淳太ってさ
まず恋、したことあるん？｣
恋、恋かぁ…
片思いというか、片思い間近？までは
したことあるんやけど
男が好き、ってはっきりと自覚するんが怖くて
そういうことからまず逃げてた
緑｢お父さんのこととか他人のこととか
気にするんもええけど
淳太はもっと、気楽に行きていいんやない？｣
そう神ちゃんに言われるも
そんなんもう、分からん
恋なんて俺には縁遠いもんで
一生、俺には出来ひんもんやって思ってるから
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｢お兄さん、隣ええですか？｣
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名無し(プロフ) - ○○さん» コメントありがとうございます。1番好きだなんて…！嬉しい限りですっ！勉強が忙しくこれからも亀更新になってしまいますが必ず完結させますからそれまでお待ち頂けたら幸いです。 (2022年12月3日 23時) (
レス) id: 8603964787 (このIDを非表示/違反報告)
○○(プロフ) - いつも名無しさんの作品を楽しんで拝見しています。どの作品もどこか切なくて、私の1番好きな書き手さんです。ばど担としては今回のお話は特に更新を楽しみにしてます。お体にはお気をつけて。心より応援しています！ (2022年11月2日 22時) (レス) id: 8207bc3c0d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名無し
| 作成日時：2022年8月8日 20時
