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しかしいい所で邪魔というものは入るものだ。
まだ遠くからではあるがこちらに向かってパトカーの音が鳴り響いていた。
恐らく近所の者が通報でもしたのだろう。
幕府の犬に見つかるのは不味いが、不幸中の幸いとはこのことだろう。
興奮していた気持ちが冷めていく。懐刀を鞘に収め銀時の方へ顔を向けた。
｢あなたと、会うことはもうないと思うけど
これ以上、関わらないで｣
嫌われたもんだな。
江戸は広い。今日のことは偶然に過ぎないことである。念押しされたもんだ。
銀時も木刀を腰に収め、少女に目を向けようとするが既に少女の姿はそこになかった。
逃げ足の速い奴め。
神楽より年下だろうな。十四も満たないだろうガキが運動神経も反射神経もいいってか？
ドタドタといくつもの足音がこちらに向かってくる。
｢御用改めである!!真選組だ……ってお前万事屋の｣
黒い隊服に身を包んだ男達は一斉に突入したがそこには一体の屍と侍しかいなかった。
この場面だけを見ればこの男が殺.したようにも見えるが、警察だけあってすぐに気づく。屍は刀で切られたようだ。
つまり犯行に使った刀は血がつき、本人に返り血が必ず着くはずだ。
返り血が着いていない銀時がしていないことは一目瞭然であった。
しかし彼は一歩もその場から動こうとしない。
｢万事屋、てめぇどうした｣
何も話さない。
異様な空気が隊士達に緊張が走る。
銀時はただ、暗い路地一点をじっと見つめていた。
｢……いや、何もねぇよ｣
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月見ソウ(プロフ) - 偃刄将さん» ありがとうございます！そう言ってもらえて恐縮です。これからもよろしくお願いします！ (2020年4月30日 14時) (
レス) id: 5772551842 (このIDを非表示/違反報告)
偃刄将 - 初めまして、作品読まさせて頂きました！面白いです、これから更新頑張って下さい！！ (2020年4月30日 5時) (レス) id: 407c15182f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月見ソウ | 作成日時：2020年4月27日 22時
