13.買い物 ページ14
長袖で過ごすには少し汗ばむ季節
陽に会いに来たジョークが
ジ「…そろそろさぁ、衣替えの時期じゃない？夏服買わないと
暑くない？最近」
と相澤と陽に話を持ちかけた
衣替えと聞き、陽の頭には天ぷらが思い浮かんだが相澤の説明でまた新たな言葉を学んだ
そして、”ソレイユモール”という大きなショッピングモールに陽の夏服を買いに行くことになった
相「じゃあ今週の休みにいくか」
ジ「んじゃ、女の子の服多い店教えるよ」
相「なんだ、来ないのか？」
『こないの？』
ジ「残念ながら今週末から来週まで出張、仕事漬けだ
でも、心配ご無用！
イレイザーがなるべく不審に見えないようなファッション教えてやるから！」
相「…」
━━━━━━━
−ショッピング当日−
陽の身体の傷を隠す服をジョークに何着か購入案を出してもらい、相澤は不審に見られないような服に着替えさせられた
ソレイユモールは多くの人で賑わいを見せ、最近改装されたのか小綺麗な施設だった
半屋外で各店舗が見渡せる
『おぉぉ…
人、いっぱいだねぇ』
相「うん、だからしっかり手つなぎなね
はぐれないように」
『わかったー』
陽は新しい場所に少し緊張しているのか普段よりも強くギュッと相澤の手を握り返した
午前中はジョーク推薦の服屋を網羅し、陽の服を買った
昼食を食べた後、まだ帰宅時間には余裕があったので相澤自身の服を探しに行くことにした
相「うﾞーん、黒は…」
『黒あるよ？タンスにいっぱい』
相「だよなぁ…
どれがいい？陽ちゃん」
『もってないから、あかるい色』
相「じゃあ、白か水色かうすい緑色」
『みずいろ！』
相澤「はいよ」
最終的な決断は陽に任せたが、デザインもシンプルで、色も黒以外で涼しげなシャツは相澤の納得するものだった
その店ではそのシャツを１着だけ買い、外に出た
ガラン、ガラーン
＜今から半額セールでーす！お買い得商品が揃っています！是非お買い求めください！＞
鐘の大きな音と店員の威勢がよく拡声器で割増しされた声が向かいの店から聞こえた
陽は突然の大音量に驚き、両手で耳を塞いだ
セールという言葉に周囲の客が一気に向かいの店に流れる
『あっ』 相「うぉ」
手を離してしまった2人はあっという間に人の波に流され、はぐれてしまった
相「マジかよ…！」
『お、お兄ちゃん、消太お兄ちゃん？！
あぁ、どうしよう…！』
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文旦(プロフ) - お騒がせしております。文旦です。もうほんとに大変申し訳ない。何してんだと思いました。すいません。応援してくださっている皆さんありがとうございます。これからもどうかこんな作者を応援よろしくお願いします。 (2022年8月16日 4時) (
レス) id: bf8e4c0879 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：文旦 | 作成日時：2022年8月16日 3時
