晨星のように儚いお話。(JW 赤×緑) (ページ16)

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みんなページ16

マシュマロよりリクエスト。
あくまで赤緑のお話なので、赤緑中心です。
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赤side

メンバーであり、恋人であるともこと、神山智洋は軽度知的障がいを持っていて。

まあ基本的に、身の回りのことは支障がないんやけど、お金のことやったり、抽象的な言葉やったり、計画を立てたり、優先順位をつけることが苦手やねんな。ひどいときはパニックになってしまう。

例えばお金のことでいったら、ともは、ギターにたくさんお金を使ってしまう。いや、買うことはいいことやねん。もちろんギターを好きなことも。

でも、限度を知らない。ほっとくと、あとで、尋常じゃないカードの支払いがきたりする。やから俺が管理してる。

他にも、仕事の時スタッフさんの説明で抽象的な言葉があったりしたら、俺らが横で教えてあげて、

ソロの仕事の時は、マネージャーが事前に説明を聞いて、それをともに分かりやすいように伝えてなんとかやってる。

「だいき、今度、ひとりで番組決まってんけどさ、」

『おっ、よかったやん、がんばってな？』

「うん、、」

不安そうに頷いたとも。

『どうしたん？なんか不安なことあったら言い？』

隣に座って、手を握って問いかける。

「、、、生放送やねん、、どうしよ、ともっ、なんかあったらっ、」

『落ち着いて落ち着いて、とも、大丈夫。大丈夫やで。』

生放送無理なら断ればいいやん、って思われるかもしれへんけど、

ともが、WESTに還元できるようにがんばりたい、自分の障がいのせいでそのチャンスを逃したくない、って思ってるのはメンバーも、マネージャーも、みんな知ってるから。

わざわざ、なんで仕事受けたん？とは言わへん。

こちらはとにかく、大丈夫、と伝えてあげて、当日は祈るばかり。

『きっと、マネージャーもたくさん打ち合わせを重ねて、ともにわかりやすいように、伝えてくれるから。

もしあれやったら、俺もメンバーも一緒におったるよ。』

「ﾝｸｯ､、ごめんっ、ねっ、」

『泣いちゃったなあ。不安よなあ、怖いよなあ、大丈夫大丈夫。みんなおるよ。

謝らんでいいの、』

「うんっ、ありがとっ、」

『そうそう、ありがとうがええわ。』

「うんっ、」

『ふふっ、みんなで一緒にがんばろうな。』

「うんっ、ともっ、がんばるっ、」

ともならきっと大丈夫。

きっと乗り越えらる。

でも、決して無理はしないで。

俺らがおるから。

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