君が助けてくれなくても【爆豪勝己】 (ページ8)

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# ページ8

「....ッ」

吹っ飛ばされて尻餅をつく勝己
困惑したような目でこっちを見てくる

「情けないね、それじゃ誰も守れないよ」

嘘だ、勝己ならさっきの女子くらい簡単に守れるだろう

それでも私は平然とした顔で続ける

「色々我慢してきたけどさあ？
　もう限界だよ

　別れる前にこの気持ちをすっきりさせてよ」

本当は殴りたくない、怪我させたくない

でも、二人の楽しそうな顔が頭によぎると
自分を制御できなくなってしまう

すると、勝己がゆっくりと起き上がり、

口を開いた

「今回は俺が悪かった......
　
　けどなあ、俺だって言いたいことは沢山あんだよ！！！！」

目を釣り上げてガンつけてくる顔をみて、

何とも言えない気持ちになった