君が助けてくれなくても【爆豪勝己】 (ページ37)

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# ページ37

やられる＿

思わず目をつぶる

叫び声と共に逆方向から熱風が吹いてきた

とっさに後ろを振り向くと、

そこには

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血を流しながら息をきらしている勝己がいた

「勝己！！！！！！！」

「なんだよA、バンドも一人ではずせねぇのか？」

口角をつり上げてニヤリと笑う勝己

ああ、私が好きな顔だ

「なんで....それより血は！？！？」

「んなもんどうでもいんだよ！！！！！
　
　好きなやつが助けを求めてんだ
　....助けなくてどうする」

「ッ！！！！！」

「ちょっと、現実見てくださいよぉ！！」

変な口調の勝己の声が聞こえたと思ったら
しびれを切らしたヒミコたんが

勝己に向かって飛びかかってきた

「この個性に何年付き合ってきたと思ってんだ
　俺の方が上だ！！！！！」

勝己もとっさに右拳を振り上げる

かっこいい

ん？ちょっと待てよ

「寮が燃える！！！！！！」

私は急いでバンドをはずし、氷で必死に消化した

黒い煙が晴れた頃、
そこに見えたのは、ボロボロになりながら
立っている勝己と、個性が解けた
ヒミコたんがいた

「おーい、大丈夫か！？！？！？」

遠くから沢山の足音と切島の声が聞こえる

「流石にヒーローの卵全員相手は厳しいので
　今日のところは諦めます～～」

そう言ってヒミコたんは引き返そうとした

「おい待てや！！！！！！
　あのB組の女はどうなんだよ！！！」

声を荒らげる勝己に少し胸が痛む

「ああ...あの子なら今意識を失ってますよ
　いずれ学校にも戻ってきます

　私基本的に好きな人しかナイフで殺さない主義なので」

そう言うとヒミコたんはもやに包まれ
消えていった

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投票ありがとうございます！

結果は爆豪勝己が一番多かったので本編では爆豪勝己落ちにしますが、
轟もかなり多かったので、いずれ轟ルートも書こうと思います！

峰田(笑)が意外にも投票されてたので
その物語も書こうかな笑笑
(逆ハーチックに笑)

これからもよろしくお願いします(*^^*)