君が助けてくれなくても【爆豪勝己】 (ページ36)

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番外編3 ページ36

「ちょっと早くしてくださいよ～～」

女の子は催促してきました

けど、とっくに答えなんて出ていました

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二度と同じ過ちは繰り返さない

「嫌です」

「はい？」

「嫌です！！！！！
勝己くんには、Aちゃんと
幸せになって、欲しいんです！！！！」

涙目になりながら叫びました
これが、心からの私の言葉でした

「ふうん、そうなんですね
じゃあさようなら」

ザクッという音が聞こえて、首に鋭い痛みが走りました

そして、顔に何かの気体をかけられ、
私は意識を手放しました

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勝己くんへ

今まで大好きでした

貴方の隣にいるのが私だったら

どんなに良かっただろうと

何度も思ってしまいました

でも、それは私ではない

私なんかじゃない

貴方にはもうふさわしい人がいる

最初はショックを受けました

涙だって数えきれないほど流しました

一時期二人が別れてしまえば良いと

思ってしまいました、本当にごめんなさい

でも、それは違うとすぐにわかりました

貴方に幸せになってほしい

大好きだからこそ幸せになって欲しい

その気持ちに気付いたからです

あなたを幸せにするのは私なんかじゃなくて

Aちゃんです

この先どんなことがあっても、決して

離さないでくださいね

諦めが悪い私で申し訳ないのですが

あと少しだけ、貴方を想わせてください

さようなら

モブより