君が助けてくれなくても【爆豪勝己】 (ページ32)

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# ページ32

「あ、だけど普通に殺すより、こっちの方が楽しめますよね⭐」

そう言いながら、ヒミコたんは真っ赤な液体が入ったびんを取り出した

「これ、なんだと思います？」

「.....」

一瞬よくない考えが頭によぎる

「まあ、わからないようなので見せてあげますね～～」

ヒミコたんはそう言うと、その液体を一気に飲み干した
　

目の前にいた頭のおかしい女の子は
あっという間に愛しいあいつに変わっていく

「これ、爆豪くんの血なんですよお」

薄々誰かの血だとは気づいていたが
まさか勝己だとは

「その血はどうやって....」

「あ、これはさっき爆豪くんのことナイフで刺したときに出た血です、個性弱そうだけどなんか貰ってきちゃいました⭐」

こいつは今なんて言ったんだ

勝己を刺した？

理解が追い付かない

私はとっさに氷で攻撃を仕掛けたが、
大好きな人の炎で消されてしまう

「わたしぃ基本的に好きな人はナイフで殺す派なんですけど、Aちゃんの為なら多少我慢してこの炎で殺ってあげますね！！！」

そう言うと、大きい炎を私に向けて放ってきた

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避けられない、死ぬ

大好きな人の炎で、死ぬ