君が助けてくれなくても【爆豪勝己】 (ページ20)

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# ページ20

～デクsaid ～

飯「爆豪くん、君はひとつ大きな間違いをしている」

皆の視線が向けられる中、クイッと眼鏡を上げた飯田くんが口を開いた

「あの日、確かにAくんは脳無を倒した。皆、ここまでは知っているはずだ。
これはAくんに口止めされていたんだが....」

飯田くんは意を決したように顔をあげて続けた

「その後、彼女は死柄木弔に足を捕まれ、
　足の皮膚が崩れ落ちてしまった。
　助けを求めるため、君の名前を呼び続けたが

　風の音にかきけされてしまったようだ。
間一髪の所でぼ、ｺﾞﾎﾝ俺が助け出したが
彼女の足には今も包帯が巻かれている」

そういえばあれからAちゃん、生活の大半は長いズボンをはいていた。そして、足が見えてしまうときは演習の時の予防だと言っていた

皆が驚く中、かっちゃんはただただ目を見開いていた

葉「そういえば、Aちゃんお風呂の時も
　足にタオルを何重にも巻いてたよ...」

静まり返る部屋に、かっちゃんが立ち上がる音が響いた