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嫌々といった感じのAを半ば無理矢理連れて来たのは、櫛や簪などが売られている雑貨店だった



「よし、選べ」

『…要りませんよ』



…まだ言うか



『私に何かするよりも自分の事とかに気を遣ってはどうですか』



そう言いながらもこちらを見ようとしないA

中々遠慮深い奴だな


…仕方無い



そう思った俺は、1番Aに似合いそうだと思った白い簪を手に取り
店主に渡した


代金を払い、紙袋に入れられた簪をAに差し出した



『……』

「……」



Aは無言で袋を見つめていた



「…受け取れ」

『…要りません。冨岡さん自身が使われては?』

「…俺が使っても意味無いだろう」



お前の為に買ったのだから



「兄弟子命令だ」

『無茶苦茶すぎませんそれ』



…これ以上言葉でやり取りしても無駄だな


そう思い、Aの手を取りその上に紙袋を置いた



Aは無言で見つめていた



『……』

「…では俺はこれで失礼する」



突き返されるのを恐れた俺は急いでその場を後にした






よし、渡せたぞ

喜んでくれただろうか。ムフフ









『……』

「ありゃ、あの兄ちゃんお嬢ちゃんの恋人じゃなかったのか?あんなに急いで行っちまって」

『…………そんなんじゃないです』

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ゆい - 更新待ってますー!ワクワク (2020年3月8日 22時) (レス) id: ab0006bc39 (このIDを非表示/違反報告)
カンナ(プロフ) - 陽雨さん» すみません大変お待たせいたしました…!待って頂けてとても嬉しいです!コメントもありがとうございます! (2019年12月21日 6時) (レス) id: 143fd0b4a4 (このIDを非表示/違反報告)
陽雨 - 可愛いっ。何だか義勇さんのしゅんって顔が浮かんできました。最近寒いので風邪に気をつけて下さいね。更新待ってます。 (2019年11月27日 17時) (レス) id: 60ccd0f591 (このIDを非表示/違反報告)
カンナ(プロフ) - 慈輝(いつき)さん» ありがとうございます!そう言って貰えて嬉しいです!更新頑張ります! (2019年11月17日 7時) (レス) id: 143fd0b4a4 (このIDを非表示/違反報告)
カンナ(プロフ) - カボスプレスさん» ありがとうございます!ですよね、義勇さん天然ですもんね笑更新も頑張ります! (2019年11月17日 7時) (レス) id: 143fd0b4a4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:華永 | 作成日時:2019年11月11日 19時

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