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突然訪れた暗闇に戸惑う。
蘭ちゃんや園子ちゃんは興奮したようにキャーキャー言っているけれど。
後ろのやつを背負投しようかとも考えたが、ここはお店だし何よりこの気配には懐かしさを感じる。
中学時代いつも、一緒にいた…。
「か、るま…？」
業『あれ、バレちゃったー。』
昔よりも低くなった声で、だけど喋り方は変わらない。
視界が明るくなったのをいいことに、思い切り振り返った。
私より頭2つ分くらい高い身長に、黒く決まったスーツ。
「どうして？」
業『たまたま仕事早く終わったんだよね。』
「へぇ…あ、お冷出すから座って。」
渚と業をコナンくん達の隣の席に座らせ、カウンターへ戻る。
梓ちゃんは"あの赤髪の人との関係教えてね！"と興奮していた。
そんなに面白い関係じゃないんだけど…。
彼女を適当に流して、お冷を持っていく。
「ご注文は如何なさいます？」
業『んー、A？』
そう言いながら手を無駄に握ってくる業。
私はイラッとして、手を振りほどき腕を抓っておいた。
涙目になってるけれど知らない。
「ご注文は無いということで。」
業『イチゴ煮オレー。』
「そんなもの無い。」
業『またまたー。』
業のことを無視して席を離れる。
…イチゴ煮オレ、か。
いちごオレならあるけど…って、別に業のためにある訳じゃないし。
なんか今の凛香ぽかったかも。
梓『Aちゃん？どうかした？』
「あ、ううん。なんでもない。ドリンク持って行ってもらって良いかな？」
梓『良いけど…知り合いなんじゃ？』
「セクハラされるから危険だと判断。」
梓『あはは…じゃあこれ持っていくね。』
ドリンクを梓ちゃんに運んでもらっている間に、洗い物をする。
時々業の方を盗み見すると、その度に目が合って少しドキドキしてしまった。
目が合う度にドキドキするのは昔から変わらない。
ほんと、ずるいな…業は。
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ヒヨコ(プロフ) - ホントにおもしろかったです！次の作品も楽しみにしてます！ (2020年6月14日 19時) (
レス) id: a71ea1e4cf (このIDを非表示/違反報告)
白狐(プロフ) - 夢主のファーストキスってビッチ先生なんじゃ (2020年6月1日 18時) (レス) id: 348cf1e7b1 (このIDを非表示/違反報告)
Mocha(プロフ) - 面白かったです！ (2020年5月13日 21時) (レス) id: 87128bc86a (このIDを非表示/違反報告)
くるみっこ - あのすみません、16の、カルマのセリフの「どうやらちがうみたい」が「どうやるちがうみたい」なってますよ。 (2020年5月5日 17時) (レス) id: 65e7743a54 (このIDを非表示/違反報告)
printemps(プランタン)(プロフ) - *利茄*さん» 何の小説ですか？題名、教えて下さい！ (2020年5月4日 12時) (レス) id: a86d5a1323 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セツ
| 作者ホームページ：
作成日時：2020年4月3日 17時
