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結局その日も夜遅くまで練習をし、家に帰った。
「っ、快斗。」
『ん、おかえり。』
メガネをしてパソコンを見ていた快斗は、私に気づくとメガネを外してこちらに歩み寄ってきた。
『飯、食う?青子が忙しいだろうからってくれた。』
キッチンに行くと、タッパーに入ったおかずが沢山ある。
そしてタッパーごとに付箋が貼ってあった。
豚の角煮、焼き魚、野菜の和え物、など。
「本当助かる…。あ、そういえばあの画像どういうこと?」
『ポロッとキッドのこと零したら貰った。』
「はぁ?」
『キッド、なぁ…。名探偵に来られたら…。』
青子『何、またキッドの記事?』
『あ、あぁ…。』
青子『毛利さんとかここ来てたらすぐ捕まえられそうなのにー。あ、快斗。これAちゃんに送ってくれない?』
『どれ?』
青子『お父さんが送ってきたの。』
ピコンッときた通知。
『警備、システム…?』
青子『私Aちゃんや蘭ちゃんとLINE交換してなくて。快斗Aちゃんのアカウント持ってるでしょ?だからAちゃん経由で蘭ちゃんやコナンくんに送って欲しいなって。』
『…ん、分かった。』
『ってわけ。』
「なるほどね、分かったわ。画像は保存したし、蘭に送る。」
ケータイを開いて蘭に画像を送った。
最初は不思議そうにしてたけど、事情を説明すると"お父さんに言っておく"と来たから安心。
「…ねぇ、それよりもなんで青子が知ってたの?快斗が次に宝石を狙う場所。」
『あぁ、警察も俺らの次狙う場所くらい予想出来てるみたいだぜ。この前の事もあったしな。』
「そう…。」
『それに予告状も出したしな。』
「…!?」
『言ってなかったっけ…?』
「聞いてないわよ!」
『これ。』
月明かりが照らす満月の夜
赤黒く輝く
薔薇の花を頂きに参ります
怪盗キッド
「っな…。」
『昨日忙しそうだったから言えなかった。悪い。』
「…大丈夫。ご飯にするわ。快斗はもう食べたんでしょ?」
『ん?あぁ。今回は俺が警備の事調べるよ。青子からこれも貰ったしな。』
送られてきた画像のページを開いたケータイを持ち、こちらに見せる快斗。
「でも…それは私の仕事よ?」
『いいから。今回は大会に集中してろ。』
「…えぇ。」
少し納得がいかないけど。
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ピコピコハンマー - 「気をつけて」は「を」です!とっても面白い作品です!これからも頑張ってください!! (2021年6月19日 9時) (レス) id: a1310badd0 (このIDを非表示/違反報告)
魔理華 - 楽しみに待ってます! (2019年7月15日 20時) (レス) id: 28703d16e4 (このIDを非表示/違反報告)
セツ(プロフ) - 魔理華さん» ありがとうございます!頑張りますっ! (2019年7月13日 0時) (レス) id: 387ee06ba6 (このIDを非表示/違反報告)
魔理華 - 面白かったです!続きが気になります!更新頑張ってください応援してます (2019年7月12日 7時) (レス) id: 28703d16e4 (このIDを非表示/違反報告)
セツ(プロフ) - 黎夢さん» ご指摘ありがとうございます!当方あまり弓道に詳しくなく、調べた限りの事で更新しておりました…。良ければ、改善点を教えていただけないでしょうか? (2019年7月8日 10時) (レス) id: 387ee06ba6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:セツ | 作者ホームページ:
作成日時:2019年5月25日 11時