【名探偵コナン】怪盗キッドの協力者:2【怪盗キッド】

快斗＆キッド誕生日記念specialstory(63話) ページ13

6月21日。



今日は、快斗の誕生日だ。







青子達と祝おうか、蘭達と祝おうか、色々考えた。



もちろん2人に相談もしたし、パーティーをしようとも思っていた。



…だけど、2人はこう言ったんだ。



『A/Aちゃんが祝ってあげなよ。』



と。



最初は困惑した。



青子はきっと快斗の誕生日を1番祝ってあげたい立場のはずなのに。



青子『青子は明日にでも祝えるから！だから、当日は快斗はAが独占しなよ！』



青子には、私が快斗を思っていることを伝えていないはずなのに、それを知ったような口ぶりで話す。



…気づいて、る？



蘭『明日はポアロとかで祝わない？コナンくんの時みたいに！』



青子『うんっ、いいね！』



「でも…。」



蘭『当日、祝ってあげなよ。黒羽くんのこと。』



「っうん…！」






こんなこともあり当日。



学校終わりにスーパーに寄り、ローストビーフの材料を買って家に帰った。



「快斗ー…？」



家の中は真っ暗。



快斗の部屋を覗くも、誰も居なかった。



暫く家を探していると、窓にものが当たる音が何度も鳴る。



そして、ザーザーと音を立て始めた。



「雨…。」



もし、もしも快斗が外に居るのなら…っ。



私は傘を持ち、家を飛び出した。

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