【名探偵コナン】怪盗キッドの協力者:2【怪盗キッド】

1日遅れの。(71話) ページ21

『かき氷食うかー？』



「一口だけ。」



今日は、近くの七夕祭りに来ている。



『七夕祭りで七夕に来ないってどういうことだよ。』



「2日間やってたんだからしょうがないでしょう？それに、昨日は用事重なってたんだから。」



『まぁ良いけど。』



親子連れや、中学生、私たちと同世代の人達など、たくさんの人がこの場所に集まっている。



蘭や園子はそれぞれボーイフレンドと来るらしい。



和葉は確か大阪の方で祭り行ってきたよーって画像が送られてきたっけ。



「ん、はしまき食べましょ。」



『おまっ、ご飯作らなくていいからってここで済ませる気だろ。』



「当たり前。」



はしまきの屋台の列に並んでいると、見覚えのある顔ぶれが。



歩美『Aお姉さん！』



「歩美ちゃんに皆も。浴衣、可愛いね。」



歩美『えへへ、ありがとう！』



そこに居たのは、阿笠博士と少年探偵団のみんな。



まぁ、コナンくんは居ないけど。



光彦『そちらに居るのは、快斗お兄さんですか？』



『よ、よぉ。久しぶりだな。』



子供は純粋だから"キッド！"だの"新一お兄さん！"だの言いかねないから苦手らしい。



元太『姉ちゃん達も浴衣にあってるぜ！』



「あら嬉しい。ありがとう。」



そう、今日は2人とも浴衣を着てきた。



哀『吉田さん、江戸川くんにも見せたかったわよね？』



歩美『うん…でもコナンくん風邪だって。』



「あらあら…。それじゃあ、写真撮って送ってあげましょうか。」



歩美『いいの！？』



「えぇ。快斗、お願い出来る？」



『あぁ。』



私は皆と同じぐらいまで腰をおとし、小さくピースを作って写真を撮った。



「コナンくんに褒めてもらえると良いわね。」



歩美『うん！』



にこりと笑った歩美ちゃんは、ケータイを握りしめた。



「それじゃあね。」



『じゃーな。』



子供たちと別れてはしまきを買い、暫く歩いていると、今度は例のカップルに会った。



「らーん。」



蘭『A！？それに黒羽くんも！』



「あら、工藤くんは？」



蘭『い、今かき氷買ってくれてるの！』



「ふふ、久しぶりに会えて嬉しそうね？」



蘭『ま、まぁ…。』



顔をほんのり赤くした蘭。



そんな彼女は、白とピンクを基調とした浴衣を着ていた。



新一『蘭！買ってきたぞーって、齋藤？』



「工藤くん。お久しぶりね。」



新一『あぁ。それより隣にいるのは……！？』



『ちょーっと借りてくぜ。』

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