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坂田『もー、うらさん?何1人で看病してんのー。』



うらた『なっ、坂田…。』



坂田『俺も手伝うから。看護師に任せてぇな。』



うらた『あ、あぁ…頼む。』



頭まで被っていた布団を剥がされ、おでこを触られる。



坂田『んー、冷えピタ越しじゃ分からんなぁ…剥がしてええ?』



「は、はい。」



冷えピタを剥がされ、私のおでこに手が乗った。



坂田『37.8…って所かな。結構下がってきとるよ。』



「そ、そんな事もわかるんですか?」



坂田『うん、なんとなくやけどねー。』



さかたんの技?に感激していると、しませんの2人も入ってきた。



志麻『お母さん、Aの事よろしくねって言よったで。』



センラ『ほんま娘さん思いやなぁ。』



うん、ヲタク話合うし。((



坂田『むー。』



志麻『ん?坂田どしたん?』



坂田『別にー。ほら、Aちゃんしんどいんやから密集したらあかんやろ。出た出た。』



3人の背中を押すさかたん。



「あ、坂田さんもリビングで休んでて大丈夫ですよ?私は暫く寝るので…。」



…ハッ!やっぱ迷惑だし帰ってもらった方がいいかも…?



「あ、えーと…やっぱり帰っちゃって大丈夫です。」



坂田『え…。』



ドアが閉まる前に立ち止まった3人と、傷付いた顔をするさかたん。



…?



私は起きあがり、ベッドに座った。



「ありがとうございました。ほんと、記憶削除機能とかあればいいんですけどね、私に。」



推しに看病された、とか私からしたら覚えておきたいけど4人からしては迷惑でしかないだろうし。



坂田『なんで、そんなこと言うん…?』



「え?」



うらた『おい坂田。』



坂田『やって…うらさん…。』



うらた『良いんだよ。Aちゃんからしたら、そう思ってたってことだろ。』



センラ『せやで、坂田。』



志麻『大人やろ?』



坂田『せや、ね…。』



うらた『帰るぞ。』



そう言って出ていった4人。



「な、に……今の…。」



なんだか4人が私から離れる気がして…怖い…。



追いかけようと立ち上がるけど、ふと1つの考えが思い浮かんで立ち止まる。



これで距離が出来たら、リスナーと推しっていう関係に戻れる。



4人が炎上することも無いし、私も…私も……。



うん、そうだよ。



私はまたベッドに戻り、布団を被った。



最後に聞こえたのは、扉が閉まる音だった___

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セツ(プロフ) - 読者様の質問等にも、他の読者様が教えて下さったりととてもホンワカしたコメ欄で見ているこっちも嬉しくなりました。最後になりましたが、この作品を応援して下さりありがとうございました。続編に関してはまた今度!それでは! セツ (2019年5月3日 15時) (レス) id: 387ee06ba6 (このIDを非表示/違反報告)
セツ(プロフ) - コメ返したい…!という気持ちを抑えて、暖かいコメント読ませて頂いています。ちなみに修学旅行は楽しかったです!(笑)センラさん家族旅行でここ来たりしてたのかなーとか考えてたらにやけてました。(こたぬきです。)そして、お陰様で完結致しました! (2019年5月3日 15時) (レス) id: 387ee06ba6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっくりりゅりゅー〔こたぬき〕(プロフ) - 鹿野ユズナさん» 本人じゃなくてすみません!文字を長押ししてみてください。そしたら、文字が見えますよ!(コピーする時みたいに文字を長押しです) (2019年4月21日 7時) (レス) id: 1a62889148 (このIDを非表示/違反報告)
鹿野ユズナ(プロフ) - すみません、読みづらくてcssをoffにしていたのですが、色文字が……黄色と緑色がとても読みづらくて、なんて書いてあるのかわからないのですが、どうしたらいいですかね? (2019年4月21日 3時) (レス) id: f48090b258 (このIDを非表示/違反報告)
総兎(プロフ) - 修学旅行ですか!!楽しんできてくださいね!もしかしたらセンラさんが小さい頃に食べたであろうものを食べることも………?羨ま死 (2019年4月21日 2時) (レス) id: 503f6ab449 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:セツ | 作者ホームページ:   
作成日時:2019年4月2日 11時

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