story 20 ページ23
瑠衣『つ、着いてこないでよっ！』
屋上の柵にもたれかかってこちらを見つめる瑠衣ちゃん。
『いや、気になって…。』
瑠衣『…カイくんとAに……嫌われちゃったかな…。』
俯いて話す声は、震えている。
『そんなわけないっ！話したらわかってくれる…。』
瑠衣『…そうかな。もう幻滅されちゃったよ。』
『瑠衣ちゃん！』
瑠衣『……何。』
『泣かんで？』
瑠衣『うるさいっ。月崎にはわからんやろ、私がAになんで嫌われるか…。』
『わからんけど…瑠衣ちゃんだって俺が海斗に嫌われる理由わからんやろ！』
思わず声が大きくなる。
海斗は瑠衣ちゃんが好きやから……。
あんなの見られたら……っ…。
瑠衣『わかんないわよ！なんで…カイくんが月崎のこと嫌うのよ。』
『それやったらAが瑠衣ちゃんのこと嫌う理由やってわからん…。』
瑠衣ちゃんは"はぁ…"とため息をつく。
いや、ため息つきたいんはこっちや。
キーンコーンカーンコーンとチャイムの音が響く。
『予鈴や。戻ろ？』
瑠衣『…言われなくても。』
涙を手で雑に拭う。
瑠衣ちゃんはきゅっと頬を上げて、笑った。
男子『お、夫婦が帰ってきたー！』
男子『フーフー！』
女子『志麻くぅん……。どうしてぇ、瑠衣ちゃんなのぉ？』
『……うるさいなぁ。関係ないやろ。』
自分でも驚くほど低い声が出る。
先生も目を見開いて動かない。
俺は自分の席に座った。
始まった授業を無視してノートの端っこをちぎる。
今日の放課後話したい。
と殴り書きする。
それを先生にバレないように後ろの席に置く。
後ろは振り向けんけど、肩をとんとんと叩かれた。
椅子を後ろに少し引くと、紙が飛んでくる。
分かった。
瑠衣とのことおめでとう。
自分の字とは違う、綺麗な字で書いてある。
…やっぱ勘違いするよなぁ。
海斗のことも誘わないかんな…。
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志音@リス,ラ, - 志麻くんカッコいい…上手くかけてますよ！(誰目線)めっちゃ志麻くん！(?)更新待ってますね！！ (2019年4月7日 11時) (
レス) id: 0f8bb6f46c (このIDを非表示/違反報告)
セツ(プロフ) - 宇宙人(^q^)さん» まじですか…。やっぱり在り来りな名前じゃ被っちゃいますね…。 あ、頑張りますd('∀'*) (2018年8月8日 7時) (レス) id: 387ee06ba6 (このIDを非表示/違反報告)
宇宙人(^q^)(プロフ) - どうでもいいことやけど｢結愛｣てっ人学校におるw あっ これからも頑張ってください(^-^)ゝ゛ (2018年8月8日 1時) (レス) id: 5735cf3e3a (このIDを非表示/違反報告)
セツ(プロフ) - まお@USSS.loveさん» まーしぃ上手く書けるかな…。不安なのですが、志麻リスさんの子達に納得して貰えるような物を書きたいと思います！ (2018年8月6日 13時) (レス) id: 387ee06ba6 (このIDを非表示/違反報告)
セツ(プロフ) - あいら ＠crew⇔志麻リスさん» ありがとうございます！イケメン系の女の子書くのは初なので、頑張ります！ (2018年8月6日 13時) (レス) id: 387ee06ba6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セツ
| 作者ホームページ：
作成日時：2018年8月5日 16時
