story 9 ページ11
『おは…ふわぁ…。』
「……。」
『ちょ、無視！？』
次の日。
いつもみたいにAを迎えに行くと、華麗にスルーされた。
「あ、タッパー。はい。」
『おー！ちょっと待ってて、置いてくるから！』
丁寧に紙袋に入れられたタッパー。
家の玄関に置く。
…まぁ、Aの事やし待ってへんと思うけど。
ゆっくり行くかぁ…。
家のドアを開けると、腕を組んで待ってるA。
『なんでぇ！？待ってくれてんの！？』
「嫌ならいい。」
スタスタと行ってしまうA。
『ちょちょ、待ってー。』
捕まえる為に手をパシッと掴む。
「やめて。」
振りほどかれそうになるから、恋人繋ぎにする。
「ほんまにやめて。」
『嫌や。誰も見てないってー。』
「けどっ…。」
Aは折れたのか、キュッと優しく握り返してくれた。
『手繋ぐんも久しぶりやなぁー。』
「幼稚園以来？」
『せやでー。』
ぶらーんぶらーんと手を揺らす。
「ねぇ、目の前からなんか来るんだけど。」
立ち止まって、手を繋いでない方の手で前を指さすA。
『んふ、奇遇やな。俺も見える。』
瑠衣『つーーきーーさーーきーー！！！！』
『やっべ。逃げるでー！』
「はぁ！？私関係ないし！てか学校と反対方向行ってどうすんの！！ 」
『しゃあないやろ！』
さっき通った道をダッシュで引き返す。
『…！こっちや！』
「…！」
路地にグイッと引き込む。
瑠衣『…チッ。逃げやがって。Aと手繋ぎよって…このクソ野郎…。次あったら容赦しねぇかんな…。』
いや、怖！
「ちょ、しmむぐっ…。」
喋ろうとするAの口を手で塞ぐ。
『しー。』
両手が塞がってるから、仕方なく繋いどった手を離し、人差し指を俺の口に当てた。
「っ……。」
コクコクと頷いたA。
俺は塞いであった手を離した。
んー、これからどうしようか…。
路地をウロウロしていると、人差し指がキュッと締め付けられた。
『…？』
後ろを見ると、俺の指を握って俯いているAが。
すると、顔を上げ涙目で口パクで訴えてきた。
「(こ・わ・い)」
怖い…？
っあ、Aって暗いの…ダメやったっけ…。
顔が青ざめているのがわかった。
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志音@リス,ラ, - 志麻くんカッコいい…上手くかけてますよ！(誰目線)めっちゃ志麻くん！(?)更新待ってますね！！ (2019年4月7日 11時) (
レス) id: 0f8bb6f46c (このIDを非表示/違反報告)
セツ(プロフ) - 宇宙人(^q^)さん» まじですか…。やっぱり在り来りな名前じゃ被っちゃいますね…。 あ、頑張りますd('∀'*) (2018年8月8日 7時) (レス) id: 387ee06ba6 (このIDを非表示/違反報告)
宇宙人(^q^)(プロフ) - どうでもいいことやけど｢結愛｣てっ人学校におるw あっ これからも頑張ってください(^-^)ゝ゛ (2018年8月8日 1時) (レス) id: 5735cf3e3a (このIDを非表示/違反報告)
セツ(プロフ) - まお@USSS.loveさん» まーしぃ上手く書けるかな…。不安なのですが、志麻リスさんの子達に納得して貰えるような物を書きたいと思います！ (2018年8月6日 13時) (レス) id: 387ee06ba6 (このIDを非表示/違反報告)
セツ(プロフ) - あいら ＠crew⇔志麻リスさん» ありがとうございます！イケメン系の女の子書くのは初なので、頑張ります！ (2018年8月6日 13時) (レス) id: 387ee06ba6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セツ
| 作者ホームページ：
作成日時：2018年8月5日 16時
