君と出会って【センラ】

#19 ページ19

ねむ『いいですか？か、た、ず、け！』



坂田『はいぃっ。』



テキパキと動き出す4人。



ね、ねむちゃん…怖いんだね…。



ねむ『高山さん、私達は座ってよっか。』



「あ、はい。」



遠慮がちにソファーに座る。



センラさんとは何となくぎこちない。



目が合ってもお互いが逸らしちゃう。



ねむ『高山さん、あだ名とかってある？あ、活動名とか！』



「かっ、活動名！？」



ねむ『あ…無かった？』



自信なさげにするねむちゃん。



いや、鋭いから！



鋭いだけだから！



「一応…。」



ねむちゃんだし…いいよね。



これです、とケータイを見せた。



ねむ『ヤマさん……えっ、ヤマちゃん！？』



「は、はい。」



ねむ『…！いつも見てます！！』



マジで！？



「まじですか！？」



ねむ『うん！』



思わずきゃっきゃとはしゃぐ。



まさか、知ってくれてたなんて…。



うらた『片付け…終わったぞ…。』



志麻『いろんな意味で…終わった…。』



バタバタと床に倒れ込んでいく皆さん。



ねむ『そこで寝るんですかー？』



『んーー…。』



ねむ『はぁ…。』



みんな酔ってて、もう寝てる人もいる。



ねむ『ヤマちゃん、私の部屋おいで。』



「で、でも…。」



ちらりとセンラさんを見た。



…離れたくない、って言うのが本音かな。



いや、何言ってんだはっっっず！(((



ねむ『ふふ、恋バナなんて…折原に聞かれたくないでしょ？』



ねむちゃんが小さな声でそう言う。



私は思わずコクコクと頷いた。



絶対顔赤い…。

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