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江戸川コナン side



恐怖が改めて押し寄せてきて、急いで走り外に出る。



振り返って廃ビルを見ると、入った時と何も変わっていなかった。



「どういうこと…?」



となりで灰原が呟く。



確かにあの暗闇はこの廃ビルよりも大きく広いものだった。



なのに外観は何も変わっていない。



3人はパニックになりかけているし、何の確認も出来ないし…。



「っ、とにかく眼鏡の人を探そう」



「うっ、うん…!」



震える歩美の手を取り道を歩く。



光彦と元太は多少落ち着きを取り戻しているみたいだ。



「あ…!あの人じゃないですか…!?」



廃ビルの周りを歩いていると、光彦が一点を指さす。



そこには目元にくまを作った眼鏡のひょろっとした男の人が、車にもたれかかっていた。



あの人か。



5人揃って近づいて、話しかける。



「ねえおじさん!」



「おじっ…は、はい…私のことですか…?」



「お姉さんが!」
「真っ暗で怖くて…」
「すんげぇ怖かったんだぞ!!」



3人が一気に話すため男の人が困ったように眉を下げた。



「お前ら一旦待てって。おじさん、さっきあのビルに春野Aっていうお姉さんが居たんだけど…『特級事案発生』って伝えろって」



「特級…!?まさか……」



「おじさん…あの姉ちゃん大丈夫なのかよ…!」



「Aお姉さん戻ってこないよ…?」



「君たちは……そうか、例の…」



俺たちをぐるりと見渡した男は頷く。



しかしゆっくりと笑った。



…いや、笑ったというのが正しいのか?



笑い慣れていないのか少し不気味だ。



「春野さんなら大丈夫です。あと5分もしたら戻ってきますから」



「え…?」



「それより春野さんが戻ってくるまでここで待っていてください。お聞きしたいことが」



私は伊地知と言います、と名乗った男。



伊地知…伊地知……いや、知らないな。



続々と自己紹介するコイツらを横目に、灰原の隣に立つ。



「どうだ?気配は」



「少なくとも、組織のヤツらでは無いわ。…ただ別の悪人かもしれないわね」



「……わかった」



俺はまだあの人に聞かなきゃなんねぇ事が山ほどある。



なんで俺の正体を知っていたのか、敵か、味方か。



だから死なれたら困るんだ。



廃ビルを見上げると、ドォンッと大きな音と共に最上階が爆発した。



「なっ…!?」



そして降ってきたのは____

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設定タグ:呪術廻戦 , 名探偵コナン , 五条悟   
作品ジャンル:アニメ
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あさみ - 続き気になり過ぎます!楽しみに待ってます!、 (2022年5月25日 0時) (レス) @page9 id: b2fcc691e1 (このIDを非表示/違反報告)
豆腐(プロフ) - あの、3ページのvol.2廃ビルと肝試しの話なんですが、任務内容が路地路地裏になってしまっています。誤字でしょうか…? (2022年4月16日 10時) (レス) @page3 id: 9f47d6b5fe (このIDを非表示/違反報告)
- 続編おめでとうございます! (2022年4月15日 23時) (レス) @page2 id: 98cd497361 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:セツ | 作者ホームページ:   
作成日時:2022年4月15日 0時

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