検索窓
今日:27 hit、昨日:4 hit、合計:86,956 hit

9話 泣き真似 ページ10





「ん?……くっくっく、まぁよい。おぬしも早いところ教室に向かうがよかろ。まったく、呆れるくらい『生娘ちゃん』じゃのう」



「きもい。あんた、そろそろ本気で海に沈めるぞ」



「こらA。凛月お兄ちゃんの真似しちゃいけません!」



「きもいって言ってるでしょ。」





「よよよよ……」とずいぶん古風な泣き方をする。この前自分で言ってたからね。「凛月の場合は『お〜いおい』。Aの場合は『よよよ、』と泣くように決めておるんじゃ」なんてこと。



いや、そもそも大の男が泣くものじゃないでしょ。




「もういい。ひと眠りしてくる」



「そんな『ひとっぷろ浴びてくる♪』みたいなノリでサボるのかえ……。我輩もついていこうぞ」



「死ね。ついて来んな。」



「なんで⁉ どうしてそんなこと言うんじゃ、昔は『お兄ちゃんがいないなら行かないもん!』とか言って、お兄ちゃんに抱きついてくれたじゃろ〜っ‼」



悉(ことごと)く私の邪魔をしてくる嫌なヤツ。黒歴史を掘り返さないでよ、この黒歴史掘り起こし機。ほんと、きもちわるい。




「……。そんなについて来たいなら、棺桶係に任命してあげてもいいよ。棺桶持って昨日と同じ場所に来な」



「兄をパシリに使うのう。ちゃあんと先生に欠席を伝えるんじゃよ」



「うん。じゃあ、この前のジュース出せるやつ持ってきてよ。その分重いだろうけど、いいよね?……お・に・い・ちゃ・ん♪」



「おぉう、複雑な気持ちじゃ……。」

10話 女子(おなご)→←8話 焼き肉トング



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (55 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
135人がお気に入り
設定タグ:朔間零 , あんスタ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

黒羽 - はい!!応援しています!でも無理しないでくださいね!!(*´ω`*) (2017年4月26日 22時) (レス) id: c7e72736b7 (このIDを非表示/違反報告)
日向サク(プロフ) - 黒羽さん» おはよう!コメントありがとう、嬉しいです!なかなか夢主の印象を聞く機会が無いので凄く助かるよ!これからもよろしくね!頑張っていくよ〜>* ))))>< (2017年4月26日 6時) (レス) id: 7c85688fc0 (このIDを非表示/違反報告)
黒羽 - 夢主ちゃんが超かわいいです!これからも楽しみにしてます! (2017年4月26日 6時) (レス) id: c7e72736b7 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:日向サク x他1人 | 作成日時:2016年12月27日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。