１８話 卯月 ページ19
〈放課後〉
「ぜぇ、はぁ。なずなくん、ちょっと〜……」
「君づけはやめろ！に〜ちゃんは先輩なんだぞっ！」
「わかってるよ。わざとやってるんだって〜、ムカつくから」
実は私、こう見えて運動部に所属している。テニスは昔から兄者の英才教育から来ているもので、「嗜むように」と念を押されて始めたものだ。心配してくれているのが目に見えていたので、時折練習せずに困らせたりもした。ーーー正直、兄者は忙しくて気づきもしなかったけれど。
「先輩に八つ当たりか〜？先輩は敬うものだぞ！俺の『子どもたち』を見りょ、今日も頑張ってる〜♪」
「ん。……あぁ、なんかぴょこぴょこ跳ねてるね」
柵を隔てたグラウンドの端では、『Ra*bits』の一年生達が縄跳びをしている。兄者の『UNDEAD』や性悪の所属する『Knights』ではあり得ない光景だ。リーダーを放置して、遊びに暮れることなど。どちらも馴れ合わないユニットだからか、想像すら許されない世界だ。
「うん、まぁ『Ra*bits』だからな___って、そういうことを言ってるんじゃないらろ！」
「うわっ、ノリツッコミしてる…」
「う、うるしゃい！」
程度の低い戯言を言いながら、だらだらと部活を終える。あぁ、なんていい部活だろう。ビバ・放任主義！____なんて言えるはずもなく(経験値が足りないのだ)。じっくりと、卯月の夕日が夜に蕩けてゆくのを見つめて____。
・
「おや、もう時期愛しい妹の部活が終わる時間じゃのう。お迎えに行かねば、凛月に先を越されてしまう……♪」
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黒羽 - はい!!応援しています！でも無理しないでくださいね!!(*´ω｀*) (2017年4月26日 22時) (
レス) id: c7e72736b7 (このIDを非表示/違反報告)
日向サク(プロフ) - 黒羽さん» おはよう！コメントありがとう、嬉しいです！なかなか夢主の印象を聞く機会が無いので凄く助かるよ！これからもよろしくね！頑張っていくよ〜>* ))))>< (2017年4月26日 6時) (レス) id: 7c85688fc0 (このIDを非表示/違反報告)
黒羽 - 夢主ちゃんが超かわいいです！これからも楽しみにしてます！ (2017年4月26日 6時) (レス) id: c7e72736b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：日向サク x他1人 | 作成日時：2016年12月27日 21時
