恋日和* 【なかなか晴れてくれません】 (ページ9)

今日:5 hit、昨日:0 hit、合計:459 hit

1-0 ページ9

早速仲良し大作戦スタートということで話しかけるタイミングをうかがっていたんだけど…

結城君はすみれちゃんと同じ8組と私とは違うクラスなため､しかも昨日の事もあってなかなか話しかけられずにいた。

｢だめだ私！昨日すみれちゃんと決めたのに…
話しかけないと何も始まんないじゃん！！｣

さすがに昼休みを終えた今、まだ何も変化のないこの状況に焦り始めていた。
授業の間の休み時間に行っても新しい友達との時間があると思うし…

それならば放課後…！
よしそうしよう！
そう決意して残りの授業を終えたのだった。

♩♩♩

放課後、だいたいの人が部活や帰宅をし始めた頃。
結城君はまだ8組にいた。

彼の姿を見るなり胸がドキドキし始めて…
でも会えたことに嬉しさを感じる自分もいて
緊張していたはずの身体も自然と動いた

｢結城君…！
あのまたいきなりごめんね、私結城君と話してみたくて、｣

頑張って話しかけてみたところ私をみるなり結城君はクラスを出ていってしまった。

まぁ予想はしてたけども！

｢ま、まだ諦めない！｣

その次の日
｢結城君、こんにちは！あっ…｣

そのまた次の日

｢結城君、あのっ｣

そのまたまた次の日

｢結城…君っ！

……なんでええ｣

で、でも！私はまだ諦めないんだからっ！！