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今日は入学式。
私、七瀬Aは私立桜未高校に入学する。
めでたく花の高校生となるわけでそれはもうすごくドキドキ、わくわく!
高校生になれるというだけで嬉しいのに大好きな友達と一緒に入学できるということで私の気持ちはさらに高まるばかり
目の前の桜の木を見上げて、これからおこる高校生活の出来事を想像していると
「A?どうしたの、立ち止まって。早くクラス確認しに行くよ」
「あ!ごめん、すみれちゃん」
すみれちゃん。私の大好きな友達。
小学生の時に同じクラスになってからは今日まで長い間仲良くしてもらっている。
すみれちゃんは中学では先に桜未中学に受験をしたから別々の学校だったんだけど、高校で再会することができた。
とても大人っぽくて美人、いろいろ私の世話を焼いてくれる優しい女の子なのだ。
「なんかすみれちゃんと一緒の学校に通えると思ったら嬉しくなっちゃって」
「ふふっ。私も嬉しい。」
そう言ってニコッと笑ったすみれちゃんの笑顔はそれはそれは美しいこと…!
二人で桜並木を通って無事にクラス表の前に到着、
「うぅっ緊張してきた…どんなクラスになるんだろう」
「まあAは高校から桜未だもんね。
私は中学からだからクラスのメンバーそんなに変わらないと思うし、あんまり緊張しないんだよね。」
一年生のクラスは全部で8クラス、その中の7・8組は中学からの生徒が集まっていてすみれちゃんはその2クラスのどっちか、私は1から6組のどこかだ。
なのですみれちゃんとはすでに同じクラスになれないことが決まっている。
「すみれちゃんと同じクラスになれないってわかってるから…私友達できるか心配だよ」
「Aは可愛いんだから誰かしら声かけてくれるはず、大丈夫よ!
それに来年からは中学からの生徒とか関係なくクラス替えがあるからそこで一緒になるかもしれないし、もし一人になっちゃっても休み時間にクラス行くから安心して」
ねっ!と言ってくれるすみれちゃん。
「すみれちゃん…!うん、ありがとう。私新しいクラスでも頑張るからね!」
「うん、その調子!やっぱりAは笑顔が似合うわ」
なんとかすみれちゃんのおかげで気持ちを持ち直した私はクラス表をみてみる。
「七瀬A、七瀬A……」
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- 恋愛運: ★★★☆☆
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作者名:美琴 x他1人 | 作成日時:2020年8月4日 0時