クル先のマブは美術教諭【twst】 (ページ29)

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適当レビュー！ページ29

〈美術室〉

｢レオナくん？一番サボれそうだから美術選んだのはいいけどサァ、なんか描こうね。｣

｢アァ？……チッ、仕方ねぇな。｣

｢なんで上からなの？キミは美術の授業を受けさせてもらってる立場だよね？オレに。言葉遣いには気を付けた方がいいよォ〜？｣

｢クソ、わかった！わかったから、離れろ！撫でんな！耳を触るんじゃねぇ！！描けばいいんだろ！描くから他の奴の見に行けよ！｣

｢ハイハイ分かればよろしい。｣

これも美術選択した人には見慣れた光景だったから誰も気にとめず自分の作業を黙々とこなしたり友達とおしゃべりしたりしている。

｢マレウス、なかなかいいじゃんか、今日は何で色塗るンだ？鉛筆？いいね。｣

｢リリア、、は、うん。パッションを感じるよ。｣

｢当たり前じゃ！！地獄の底でカピバラがダンスしておる絵じゃぞ。｣

｢ヴィル、はファッション画ね。なんか困ったことある？｣

｢えぇ、ここの色は何色にしたらジュエルの色が映えるかしら。｣

｢ただの紫でもいいけど、ちょっと青とか赤とか混ぜてもいいと思うし、ここの形とかをもっとこう、ふんわりさせるとか。｣

｢……なるほどね。ありがとう、とても参考になったわ。｣

｢トレイはデッサンだな？うん、上達してんね、色塗ってみたら？せっかく綺麗なバラなんだし。色鉛筆でも、絵の具でもいいけど。鉛筆とはまた違う難しさがあるから面白いよ。ケイトもお前もユニーク魔法があれだからな、重要だぞ美術は。｣

｢ルーク……お前オレを描くのはいいけどサァ、どこをどうしろとか指摘しにくいよ…………。｣

｢オーララ！私の技術じゃムシューの美しさを表現しきれないのが残念だよ！！｣

｢話聞いてた！？｣