【学園アリス】幼馴染の鳴海先生 Ⅱ (ページ28)

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翼「それで明日の蜜柑や蛍さんの花園会出席(あした)の件ってどーなるか分かります？」

蛍が翼の肩をがっしり掴み、圧を掛けている
どうやらそれほどまでして花園会にい行きたい理由があるらしい

鳴海「それなんだけどねー。僕の方から中校長に言おうと思ってたけど神崎先生が頼まれてくれるならお願いしようかなって。でもさっきも言った通り中等部校長のいらっしゃる所はすべて男子禁制って話だし。ルカ君や棗君がくっついたままの状態で新年会参加ってのは難しいんじゃないかなぁ」

まぁなんていうか難しい所よね
姫様は悪戯好きだし、OKしてくるかもしれないけど今は何とも言えない

更に蛍が発明品を手に翼に圧をかける
翼「そこを何とか！先生方！」

両手を合わせ泣きながら頭を下げている翼
可愛い教え子だし、何とかしてやらんでもないけど…
全ては姫様の気分次第だしな

「姫様に言うのは良いんだけど、姫様も気分屋だからねぇ。何とかはしてみるけど」
鳴海「僕の方からも口添えしておくし。あとは天命に任せて…」
翼「そんな！俺の命がかかってるんです！」
「とはいえ自分の所為でこうなってるから、罪滅ぼしだと思って」
翼「Aっち～！！」

そして蛍の発明品で翼は成敗された

「とりあえず姫様に言ってみるけどどうなるかは明日のお楽しみ♡今日は翼、責任もって初等部の寮に居ることね」
翼「…はい」

大人しく私の話を聞き、私は杏樹を連れて一旦杏樹の家に瞬間移動した
その場で手紙を書き私に渡す

鳴海「じゃあお願いね」
「おっけ」

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姫様の部屋へと入るとそこへはなんと零くんもいた
この間のクリスマスパーティー以来なので少し気まずかったりする

姫様に手紙を渡し、事情を説明する

姫宮「まあ奇遇だこと。ペルソナ(あなた)のような方が居合わせた時にこのような報せがくるなんて。あなたの来訪といい、このような報せといい今年は新年早々憂鬱な事が続くこと」
「…姫様お返事はどのように？」

肘置きに肘をつき困った顔をした姫様
だけどニヤッと口角を上げた

姫宮「…特例でお受けしよう。着物も一緒に送る。そうじゃ…紫陽花。明日新年会で私と一緒に楽しもう」
「はい、姫様」

私も新年会に呼ばれることになったか
…てことは危力系で呼ばれる可能性も大いにある

「…まさか明日私を投入しようとか思ってない？」
ペルソナ「どうだかな」

零くんはこの間の事を追求することも、私の質問に明確に答えることもしなかった