(30)お土産 ページ4
ひょんなことから杏樹と休みを合わせて旅行に行くことになり、1泊2日で温泉に行ってきた
教職の仕事も、任務も何もかも忘れての旅行にとても心が安らいだ
帰りの電車に揺られながらスーツケースを握りしめる
向かう場所はお父さんと辰巳さんの勤務する病院
買ったお土産をそのまま渡してしまおうという算段
アポを取ってないので捕まらない可能性もあるが、どちらか片方なら捕まるだろうという予想
鳴海｢渡せるといいね｣
｢多分、どっちかは捕まると思うけど…｣
会話を交わすと病院の最寄り駅を告げるアナウンスが鳴る
私たちはそこで降りた
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電車を降り、タクシーを捕まえる
目的地まですぐだ
暫くタクシーに揺られるまま進むとお父さんと辰巳さんの勤務場所が見えてくる
鳴海｢こんな大きいところの病院に勤めてるの？｣
｢…学園教師が何言ってんの。学園の方が大きいよ｣
鳴海｢とは言ってもねえ…｣
｢大学病院だから大きく見えるかもね｣
ここは都内の大学病院
大きめの病院で色々な人が出入りしているのが見える
タクシーを降りてすぐ入り口が見える
そこから中に入り、受付の人に「すみません」と声をかけた
「外科の月城喬介の娘でAと申しますが、父か内科の香納辰巳先生はいらっしゃいますか？」
「外科と内科にそれぞれ聞いてみますね」
「お願いします」
暫くその場で待っていると声がかかる
「お待たせいたしました。香納先生は診察中とのことですが、月城先生は休憩中との事でしたので、お呼び出しさせていただきました。すぐにこちらのエントランスに来ると思いますのでお掛けになってお待ちください」
「ありがとうございます」
後ろの椅子に座って待っていた杏樹の隣に座る
鳴海「どうだった？」
「辰巳さんは捕まらなかったけどお父さんは捕まった。ここに来るって」
鳴海「よかったね」
暫く杏樹と喋りながら待っていると、白衣が視界の端に映る
視線を向けるとこちらに向かってくるお父さんの姿が目に入る
思わず手を振ると、お父さんも笑顔になる
喬介「久しぶりだな。どうしたんだ？病院に来るなんて」
「実は杏樹とちょっと出かけてきたの。お父さんと辰巳さんにお土産を、と思って。これお父さんの分で、こっちは辰巳さんの。辰巳さんに渡してくれる？」
喬介「後で渡しとくよ。…オペ終わりで休憩しててちょっと時間あるんだ。外で少し喋らないか？」
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
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Hakumu*(プロフ) - なつみさん» コメント・応援ありがとうございました！次作の方も読んでいただけるということで大変嬉しいです。今後ともよろしくお願いします! (6月6日 20時) (
レス) id: a79531c102 (このIDを非表示/違反報告)
なつみ(プロフ) - 完結おめでとうございます！！楽しく読ませていただきました♪幼馴染の鳴海先生も引き続き読みます！ (6月6日 14時) (レス) @page45 id: 452fe787e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Hakumu* | 作成日時：2022年11月9日 15時
