(46)Lemonade＊N ページ27
「今日は疲れたでしょう？」
A「いつもよりは少しね。今日は久々の懲罰部隊だから心労が増えちゃって」
そう言って煙草を吸うAの頭をそっと撫でた
悲しいことがあっても、辛いことがあっても、壊れてしまうくらい儚い表情を浮かべることがあっても俺はそれを支え続ける
だってAは俺が求めてた女の子だから
「懲罰が実行されるの久遠寺初校長が居なくなってから初？」
A「そう。今回は懲罰されるような事した向こうが悪いけどね。話に聞けばお金盗ってたみたいだし、それは普通に犯罪よ。懲罰程度で済んでよかったわね」
今日の事を振り返りため息をつくがてら、紫煙を吐き出した
…そして俺はまだ触れたりなくて煙草を持ったままのAを抱き寄せた
A「…ちょっ灰っ…」
行き場を無くした煙草を気遣い、俺からふと離れようとしたけどそうはさせなかった
A「杏樹っ」
リップ音を出して、唇を奪った
ほんのり口の中に煙草の味が広がる
「…足りない」
A「もう…」
Aは頬を膨らませながら、煙草の火を消した
その目は疲れていると訴えている
でも俺はニヤリと笑うと温かいミルクティーを持ちに行き、Aに差し出した
「これ、飲んだら俺と遊ぼう」
A「じゃあ飲まなきゃいいじゃん。天才だ」
閃いたかのようにミルクティーに一口つける
しかしその後は飲もうとしなかった
だから俺は思わずティーカップを奪い取り、ミルクティーを口に含み、Aの口に移した
顔を真っ赤にしたAが悶えているのが可愛い
「自力で飲まなきゃこうするだけだから♡」
A「狡じゃんそんなの」
諦めたようにAはゆっくりとミルクティーを飲み始めた
・
・
・
毎日毎晩のように狂ってる
俺はAに夢中になりすぎている
その証拠に冷静になんてなれなかった
俺はAしか欲しくない
求めてるクセにまだ足りなくて、更に貪る
Aはとっくに悲鳴をあげていたけど、全身で味わいたい俺は止める気なんて更々なかった
…貪り尽くし、ふと頭に電流が走る
こんなの久々だ
俺をこんなにも満足させるのは目の前のAだけ
Aは俺の腕にしがみつき、迫り来る快楽に必死に耐えている
その姿が堪らなく可愛く、俺をそそった
「…愛してるよA」
A「私も愛してる…」
このままずっと2人で何処かへ逃げてしまいたい
変わりゆく学園を投げ出してまで、2人で…
何処か、遠くへ…
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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あずきいろ
ラッキーナンバー
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Hakumu*(プロフ) - なつみさん» コメント・応援ありがとうございました！次作の方も読んでいただけるということで大変嬉しいです。今後ともよろしくお願いします! (6月6日 20時) (
レス) id: a79531c102 (このIDを非表示/違反報告)
なつみ(プロフ) - 完結おめでとうございます！！楽しく読ませていただきました♪幼馴染の鳴海先生も引き続き読みます！ (6月6日 14時) (レス) @page45 id: 452fe787e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Hakumu* | 作成日時：2022年11月9日 15時
