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クリスマスパーティー当日
準備の時とは違い、装飾のされた迎賓館が私たち生徒を出迎えてくれる
そこはさながら夢の中のようにキラキラと輝いている
真ん中にはツリー
それを囲むように料理が並べられたテーブルが数多く鎮座している
蛍「蜜柑達が帰ってくるまでここでじっとしてましょ」
流架「そうだね。棗達から見えていた方がいいね」
今は蜜柑と棗とは別行動
どうやらプリンシパルの仕事で開会式、閉会式は一緒に居られないらしい
なので蛍と流架と一緒に、蜜柑達と分かれた場所で立っているという訳だ
蛍「…始まるわ」
蛍がそういった時、司会の人がマイクを手にして喋り始める
壇上にはプリンシパルの面々が並んでいく
蜜柑や棗、あの時みた殿内先輩も一緒だ
特別能力系代表とは言っていたけどまさか生徒会の人だったとは思いもよらなかった
特に興味も沸かないので開会式の話をほぼ聞き流していたらいつの間にかパーティーが始まっていた
壇上から蜜柑と棗が降りて真っ直ぐにこちらにやってくる
「お疲れ様蜜柑、棗」
蜜柑「ありがとうAちゃん!」
棗はふいっと顔を逸らした
少し照れくさいのかもしれない
蛍「さっさと料理取りに行くわよ」
そう言って蛍は私と蜜柑の腕を取って進んでいく
前から思っていたけど蛍は料理には目がない
特に高級料理に関してはその気が強い
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取ってきた料理を皆で食べていると蛍が口に物を詰め込みながら話している
蛍「あんた達、クラスの方には行かなくていいの?」
「クラス?」
私が疑問を口にすると蜜柑は思い出したかのようにハッとした
蜜柑「危力系はクリスマスパーティー別の場所に席が用意されてるんだよね。けどウチも棗も行かないからいいやって感じなんだけど」
「そんな所があるんだ」
私はまだ蜜柑と棗以外のメンツには会ったことがない
どんなアリスなのか、どんな人なのかそれを知る由はない
…なぜなら能力別クラスの時間には仕事が割り当てられていることが多く、そうでなくとも能力別クラスそのものに招集がかかっていないことが多いからだ
他の人たちに会ってみたい気もするけれど、少し怖い
『さぁ皆さんパーティーは楽しんでいますか?!今から皆さんから事前に集めたプレゼントをテレキネシスで配ります!1・2・3で配るので、手元に来るまで決して取り合わないようにお願いします!』
事前に皆で買いに行ったクリスマスプレゼント
それを今から配ってくれるらしい
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした!
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作者名:Hakumu* | 作成日時:2022年5月15日 0時