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この間、高等部3年の修了式が行われた
専科が残っているので卒業式は行わず、修了式のみとなる
…来年から専科生
初等部A組から始まりやっとの思いでここまで来た
感慨深い
「どこに連れてってくれるの?」
鳴海「サンドウィッチが美味しいちょっといい所」
今日は杏樹の休み
歌劇団エリアから来てくれていて、修了祝いをしてくれるらしい
杏樹に連れられるままセントラルタウンを歩く
街は日曜日の昼時なので人で溢れかえっている
鳴海「ここだよ」
立ち止まり、お店の看板を見る
かわいらしいウサギのイラストとサンドウィッチの絵が書いてある看板
どうやらサンドウィッチ専門店らしい
予約の名前を伝え、中に入ると至る所にお花が飾られていてとても華やか
アンティーク調のテーブルと椅子がセットになっており、そのうちの一つに腰掛ける
「素敵なとこだね」
鳴海「でしょ?Aならきっと気に入ってくれると思ってたんだよね」
こんな素敵な場所で修了祝いを祝ってもらえるとか本当に嬉しい
メニュー表を手に取り、眺めるとそこには沢山美味しそうなものが書かれている
オーソドックスなものからアレンジを加えたもの、フルーツサンドまで種類は様々
私はその中からキラキラしていて美味しそうなイチゴのフルーツサンドを選んだ
杏樹はたまごサンドウィッチで、どちらも定番
飲み物は2人ともコーヒー
偶にはミルクティー以外もいいよねって
鳴海「それにしてもあっという間だったね。僕らが出会った時、Aはまだあんなに小さかったのに。泣き虫で悪戯っ子でほんとにクソガキだったよ」
「泣き虫は余計。そんなに泣いてなかったでしょ。杏樹の中で雨の日に泣いていた私の印象が強いだけで。…それ以外は異論ないけど」
鳴海「あははっ。そうだね。任務やるようになって、しんどくて泣いていたあの時だけだ。我慢強くて1人で抱える癖がある悪い子」
「見透かされてるの嫌」
鳴海「…ずっと一緒にいるからそれぐらいわかるよ」
肘をついてずっと笑ってる
口元にあてた人差し指が妖しい
「お待たせいたしました」
漸く注文したものが届く
やっぱりキラキラしていて美味しそう
「いただきます」
鳴海「…いただきます」
甘すぎない生クリームと、少し甘酸っぱいイチゴが口の中に沢山広がって美味しい
鳴海「一口食べる?」
「…食べる!私のもあげる」
お互いに交換して食べて、幸せが2倍に感じる
鳴海「おいしい?」
「美味しい」
- 金 運: ★☆☆☆☆
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作者名:Hakumu* | 作成日時:2022年4月4日 0時